令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.14

能 登半島では、また雪が降り始めました。被災者のなかには、風邪をひきはじめている人たちも出始めています。今日の雪の影響で、珠洲市へ唯一の道路が閉鎖されました。生命線となる唯一の道が塞がれると、また支援が届きにくくなります。これから本格的に雪が降り始めるので、一日に早い交通整備が求められます。また、被災地では断水も続き解除の目途は一向に立っていません。

 ここ七尾市中島町小牧の壮年団の人たちも、現場作業に駆り出されています。土木工事関係者は、迂回道路の整備で限られた工期に休みなく従事し、役所関係の人も2日から避難所のサポートに入り、10日目にしてやっと休みがとれ母親と洗濯に隣町に行くという人もいます。ガソリンスタンドで働く人も、被災地のために渋滞の中、被災地のためエネルギー供給をしている人、みなさんそれぞれの役職で頑張っています。また、罹災証明の申請についても、集落で住民の意向を聞きながら、手続きを行う準備に取り掛かりました。

 また中島町にある小学校の避難所では、環境改善のアドバイスをしながら、少しずつ環境整備が行われていました。その避難所には、大阪大学のTさんがリーダー的な存在として活躍しています。3日前くらいまで土足で出入りしていた居室もいまは、土足禁止となり、高齢者に配慮したトイレの設置、本部の配置、相談コーナーも設けられ、長引く避難生活をより快適になるように日々改善されています。

  一方で、小さな集落単位の自主避難所には、まだまだ物資が届いていないところがあります。今日もそんな声を聞いて、急きょ避難所に物資を届けました。その物資を届けてくれたのは、本日、佐賀県から2台の車に物資を満載に走ってきてくれた鈴木隆太代表率いるおもやいのメンバーのみなさんです。2度の水害の受けた被災地でいまも地元住民のために活躍しています。今日はそのメンバーと小牧壮年団のみなさんのお陰で、拠点整備、物資の搬入、環境整備など一気に仕事が進みました。地元や関連団体のみなさんにも支えられています。ありがとうございます!(増島智子)

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