私は昨年の5月に発生した奥能登半島地震以来、珠洲市に通っていました。その時にお出会いした83歳のMさんという男性がおられます。今回1月1日の地震後、まっ先に頭に浮かんだのは、「あのMさんが大丈夫だろうか?」と心配し、珠洲市の知人何人かに消息を訪ねたのですが、誰も「知らない」というお返事でした。「えっ、5月の地震で修理を考えていたところなので‥・・・」と心配が増して行きました。私は1月5日に、珠洲のある避難所に行ったところでも尋ねたが分からなかったのです。でも、昨日14日ある避難所で無事であることが分かりました。「よかった!無事だったんだ!」とホッとしました。しかし、昨日14日の午後12時に金沢の第二次避難所に移られたとのことでした。
昨年の9月から大病を重ねて病み上がりのMさんだけに、やはり今の避難所の環境では、やむを得ないだろうと。ただ、一方で知らない環境に移動して、寂しさが募り、むしろ想像以上のストレスが溜り、大丈夫だろうか?とあらためて心配が絶えません。
能登というつながりのつよい地域から離れ離れになるストレスは想像以上のものだろうと思うだけに、また心配事がのしかかります。
そんなときに、下記に紹介する近藤和也さんのFBの投稿をお目にして、ほんとうに同じ心中だと思い、ここに紹介したいと思いました。(村井雅清)
<金沢の宿泊所に移る80歳近い男性が「なんとか珠洲に戻ってこれるよう…」と話の途中で泣きながら話がつまり、私も珠洲に入ってから押さえていた気持ちが崩れ一緒に涙しました。一昨年の6月に震度6弱、昨年の5月は震度6強、そして今回はとても同じ震度6強とは思えない揺れと破壊、しかも広範囲。直しては壊れ、直しては今回の地震。解体や直す途中の方もいます。飯田から野々江、正院、蛸島と進む中で、皆さんの立ち上がり続ける姿を思いながら、自然の理不尽さに対して感情を抑えていましたがさすがに限界でした。一度入ったみなし仮設から仮設住宅への移動は認められる方向になりましたが、引っ越し等の費用や、そもそも十分な数の仮設住宅が用意されるのかという問題があります。(衆議院議員 近藤和也さんの投稿から引用。)>
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