2022年9月末豪雨災害救援ニュース No.11


 先日、台風15号の水害から間もなく5ヶ月を迎える静岡県葵区を訪問しました。住民さんのご自宅をお借りして、お茶会で足湯とマッサージを行いました。
 久しぶりの再会で住民さんたちもお元気でそうで、マッサージを楽しみにしてくれていました。マッサージは神奈川県からきてくれたMさんです。住民さんの様子は、自宅のリフォームが終わった人、まだ工事中の人、解体を余儀なくされた人、別の場所へ引っ越しをした人など、水害により暮らしが一変しました。
 私たちが関わっている地域の内牧は局所的で、当初地元の人でも当初は水害が発生していることを知らない人も多い地域でした。

 もうすぐ5ヶ月が経つのですが、「ちょと床がギシギシするの」、「裏の家は壁の中の断熱材が水を吸ってしまってカビが生えてきて、家をあきらめて解体した。私も床は直したけど、壁がそんなになるなんて知らなかったよ」などの声をお聞きしました。ちょっと心配そうなお宅はその場で確認に行かせてもらいました。時間の経過とともに被害が出てくるのが水害の特徴です。他の被災地でも乾燥をしっかりしないで、リフォーム工事を行った後、半年経ってからカビが酷くなり、リフォームし直したという住宅がありました。

 そんな中でも、早々にリフォームを終えている方もいます。お手伝いさせて頂き、きれいになったお宅を拝見するとこちらもうれしくなります。その方は「まけないぞう」を玄関などにかけて下さっていて「私も負けずに元気にがんばらないと!と勇気をもらいました」とメッセージをくれました。まけないぞうが東日本大震災の被災地と静岡の被災地をつないでくれました。
 そして、今回のトルコ・シリア大地震にも寄付を頂きました。「いろいろなところで災害があって、辛い思いをしている人がたくさんいる中で、みなさんたちの活動はそんな人たちに元気を与えてくれます。これからもみなさまに笑顔と元気を与えてくださいね」とうれしいメッセージをくれました。この気持ちはしっかりトルコ・シリアの被災地にみなさんにお届けします。(増島 智子)

 いつもお昼休憩をしてボランティアの憩いの場所「よりみちスポット ピンキーガーデン」さんもお元気で、またまたソフトクリームをごちそうになってしまいました。ごちそうさまでした。


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