2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー13

(武雄からの現地レポートです。)
 今日は朝一番に、住民さんからのSOSの電話で、現場調査に行きました。高齢のご夫婦でお二人とも障がい者手帳を持っておられるようでした。
二年前にも関わらせて頂いたお宅でした。行ってみると、和室の2部屋、フローリングのお部屋は乾燥を待っている状態で床も畳もありません。台所はとりあえず床を残して、簡易に煮炊きができる程度でした。IHヒーターは浸水し、簡易な電気のヒーターが一つ置いてあり、電子レンジとトースターは高いところに避難させて助かったそうです。ただ、シンクが使ってしまい、水道管に泥?がつまって、流れにくくなったのですが、少しずつ水を流しながら使っているそうです。その家のお母さんは「コロナ禍でボランティアさんも少ないと聞いて、ボランティアを頼むのを躊躇していました」とのこと、息子さんもいるのですが、一人では到底片付けられずにいたところ、前回リフォームしてくれた建築会社の人たちが駆けつけて、片付け作業を手伝ってくれたそうです。息子さんも働きながらの片付けや再建作業で、お母さんは息子一人に任せるのも忍びない様子で、窮状を訴えてきたのです。食事もままならないということで、レトルト食品や東北の被災地から届いた魚の缶詰などをお渡ししました。
ある地区では区長さん調べで250世帯中約50世帯が台所が使えないということも聞いています。先日、物資を取りに来た若いご夫婦も家の片付けと仕事で、家に帰宅したら、疲れて料理もする気力もなく、外食かレトルトもので済ませていると話していました。

また、この間ずっと壁や床を剥がしたりしている現場にも様子を見に行きました。コミサポひろしまのスタッフと災害NGO結の大工ボランティアが作業をしていました。壁や床を剥いだり、カビを消毒したり汗びっしょりなりながらの活動です。家主さんのご夫婦は、疲れきっていて、椅子でうたた寝をしていました。お母さんの方は、片付けで足腰が痛くて、足がよくつるようになってしまったそうです。前回の水害の時も同じような症状に襲われたと話してくれました。慣れない避難所の生活、自宅の一階は家の躯体がむき出しで、物も置けず、2階は物で埋まり、鰻の寝床くらいしか、寝るスペースもなく、みなさん睡眠も十分にとれていません。給湯器なども壊れたお宅があり、この暑さの中、数日間お風呂に入れない人もいます。特に高齢者は移動手段がない人もおられるし、被災者でも入浴料が無料ではないので負担が増しています。

食事やお風呂、片付け作業などまだまだ支援は必要です。みなさん、どうぞご支援よろしくお願いいたします。

(増島智子)             

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