(武雄からの現地レポートです。)
水害から一ヶ月が過ぎようとしています。被災者のお宅へ訪問すると「ちょうど、一ヶ月前の今くらいから雨が強くて降り始めたんだよね…」とポツリ。片付けが続くなか、台風が近づいている予報で住民さんには不安が見え隠れしています。台風は何事もなく過ぎ去ってほしいです!
昨日は配食サービスのお手伝いをしました。これまでおもやいで繋がりのある要配慮者の方にお弁当を配布しています。行政の制度を利用できそうで、できない人たちがいて、そんな人たちをおもやいで支えています。超高齢化社会の中で、慢性的な人手不足により、被災地では福祉制度の隔たりを実感することも多々あります。それは、現在のコロナ禍の政府の対応の不備とも重なります。
被災地では、高齢者、女性、障がい者、LGBTQ、外国人などのさまざまな問題が顕在化します。そのような制度から抜け落ちる人たちにきめ細やかに対応しているのがボランティアの人たちです。新しい電化製品の使い方がわからない、電球が変えられない、タンスを移動してほしい、洗濯機の裏にものが落ちてまってとれない、市役所へ書類を一緒に出しに行ってほしいなどなどたくさんのニーズがあります。
ちょっと、お話を聴くだけでも「愚痴言ってごめんね。すっきりしたわ」、「おもやいさんには感謝してる」、「このあいだのお弁当美味しかったぁ」、「ボランティアの人たちにきれいにしてもらって、ほんと助かった!」、「これからも、よろしくお願いします!」と言った住民さんたちの言葉に元気をもらい、孤軍奮闘しながらボランティアも毎日活動をしています。
おもやいボラティアセンターの「おもやい」という言葉は地元の方言で「一緒に使う、共有する」などの意味があります。
住民のみなさんとボランティアで一緒に町や暮らしの再建に取り組んでいきたいです。(増島智子)
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名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2021年8月豪雨」と記入して下さい。 —