令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.32

毎日たくさんの人たちに支えられています。佐賀県からは(一社)おもいやいのメンバーがいつも拠点で活動を一緒にこなしてくれています。先日は谷永さんが毎日避難所の炊き出しをしてくれました。他にも阪神・淡路大震災のメンバーが親子で来て、家屋の片付けを手伝ってくれたり、障害者支援をしていた仲間が駆けつけてくれました。

神奈川県からいつもマッサージに駆けつけてくれるMさん、ソフトな語りかけで被災者、ボランティアのみなさんの心と体を解きほぐしてくれます。西日本豪雨の被災地からは坂町の社会福祉協議会から軽トラックの貸し出しを受け、12時間も運転してきてくれたKさん、熊本地震をきっかけにつながったYさんは西原村から名産のシルクスィートとお米と焼き芋の機械を持ってくれました。
 先日は、壮年団の人たちが、お正月にお雑煮を食べられなかったので、みなさんにお餅をふるまおうと、お餅つきをしてくれました。あっつあっつのつきたてのお餅にほっぺたが落ちそうになりました(笑)

 他にも京都のパエリアレストラン「バラッカ」さんがパエリアの炊き出しを、香川県からは讃岐うどんを届けてくれました。被災者のみなさん心のこもった美味しい料理に舌鼓をうちました。

みなさんありがとうございます。

そんないま、被災地では避難所の統廃合が進みつつあります。せっかく仲良くなり、気心知れた頃に環境が変わることは、とてもストレスになります。避難所にも「暮らし」があるのです。「暮らしに仮はない」と阪神・淡路大震災で学んだ言葉。住み慣れた避難所閉鎖の話を聞いて、壊れかけた家に帰ることを決めた人もいます。余震があるたびに不安で、毎日眠れずに過ごしている人たち、家族関係にも微妙な影を落としはじめています。

また当センターの拠点では、在宅避難者の方に物資をお配りしています。お隣の地域で活動している災害NGO結や、先日は福岡からグリーンコープさんが食料品などの物資をトラックいっぱいに届けてくれました。物資を並べるのが早いか、あっという間に在庫がなくなります。昨日は、片手に包帯を巻いた高齢の女性が物資をとりに来ました。話を聞くと地震で火傷して料理が作れないのでレトルト食品は助かりますとのことでした。40日近く包帯で固定していて、指が曲がらなくなり、リハビリもしないといけないそうです。

物資を取りに来た方の声です。

「半壊なのか???酷いけど。少しでも修理代が欲しい」
「片付けにはやはり多くの方のお力が必要です。前に進むために助けてください。お願いいたします。」
「片付け方がわからない」
「アイラップ、生野菜うれしいです」
「年金暮らしは老人は再建するお金もない」
「一部損壊だがなんとか家にいます。ただ職場が和倉なのでいつ再開するか目途がなく不安です」
「水が使用できるのを待っています。洗濯は他へ行ってしているので、早く水がほしいです」
「断水が続いており、食生活を整えるのことが難しくなっています。」
「家が傾いていて、隙間風で寒い。」

こんな声を聞きながら、支援活動につなげて行きます。まだまだ支援が必要です。ボランティアも足りません!みなさんご支援よろしくお願いします。(増島智子)

*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。

*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。
 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。


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