2017九州北部豪雨水害救援ニュース 第3報

日田市に先遣隊で入っている鈴木からの8日の報告です。 

今日は、日田市内の大鶴地区を回ってきました。ここはまだ避難勧告が出ている地域で、地域内の小学校で避難されている方々が80名ほどいらっしゃる地域です。
そこから山へと続く道が寸断されているため、まだその奥の集落にいらっしゃる方々も少なくないようです。

「家の裏をみてください。5年前にも水害があったところですが、これほどの被害はなかった。今回は前回の比ではありません。」
「一人暮らしだから、どこからどう手をつけていいのか…」
「ボランティアさんにも手伝ってもらおうにも、どこからどう手をつけていいかわからないくらいだから、もう少し自分で片付けてみます」
そうした声も聞かれました。

被害家屋_s

 寸断されている道路が開通した後、また避難所に来られる方もいるかもしれない、ということで、まだまだ復旧のめどは立っていない様子です。

 どこから土砂や流木が流されてきたのかよく分からないくらい、川から、また山からと至るところでの崩落や崩壊などで被害が出ているようです。

流木_s

 大鶴地区は今後、ある程度の家屋や土砂の片付けなどが終わっても避難生活を余儀なくされる方もいらっしゃるようです。特に被害が大きい地域のひとつで、先行きが見えない不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 土砂や流木などによってかなりの被害があちこちで見られる日田市ですが、市内の観光地でもある豆田町の古い町並みでも泥をかき出す住民の方々の姿が見られ、場所によっての被害は異なりますが、様々な被害が出ている状態です。
ですが、水害ということもあり、「早く片付けなければ」と、住民の方々が必死に片付けておられる姿があちこちで見られました。

家の片付け_s

 日田市ではボランティアセンターが本日開設され、今日は150名を超える方々がボランティアに訪れ、活動をされていました。今後避難指示、避難勧告が解除されるまで、アクセスできる地域での活動をしながら、解除後の次の展開へと準備をされています。

かたや、「今日ようやく父親と連絡が取れて、市内にヘリで運ばれてきたんです」という方にお会いしましたが、小野地区という、ここもまた道が寸断され、自然のダムが出来てしまっていて、その小野地区に取り残されている方々の救出が自衛隊や警察などによって進めれています。

 様々な日田市内での地域でそれぞれの被害状況の中、復旧活動がこれから本格化していくかと思います。とはいえ、三隅川(筑後川)へと流れ込む支流を多く抱える地域でもあり、家屋の被害がなくても土砂崩れなどによる道路の封鎖なども発生して、消防団や住民の方による撤去作業をされている地域もありました。もう少し目を凝らしながら、取り残されている方がいらっしゃらないか、フォローを続けてまいります。

本日9日より代表頼政も鈴木と合流し、引き続き現地調査などを行います。
引き続きのご支援どうぞよろしくお願いします。

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