現地入りした頼政代表からの10日の報告です。
本日は、災害ボランティアセンターが実質2日目ということで、災害ボランティアセンターの運営のお手伝いを行いました。
合計で105名の方にお手伝いいただきましたが、まだまだ現場ではボランティアを求めており、もっとたくさんの方に参加していただきたいところです。大鶴地区では、避難指示解除と共にボランティアが入れるようにサテライト設置の準備が進められています。
市内の避難所では、帰宅困難である小野地区の方が多く避難されている避難所には冷房等がなく、厳しい環境にあります。
日田市としては、環境が整った別の避難所に移動してもらうように準備をしていたようですが、ヘリコプターで避難したり別の避難所から移ってきたりしている疲労がたまっていること、また、別の避難所では居住していた地域から離れてしまうことなどを理由に避難所を移動したくないという声も出ており、移動は進んでいません。これから暑さもますます厳しくなる中で、避難所の環境整備が急務の課題となっています。
被災した地域では、連日の作業によって住民の方々も疲れが見えて来ています。
「ボランティアが来てくれるのを待っている。早く来て欲しい」という声も聞こえて来ます。
土砂崩れや崩落などにより、帰宅が困難で避難が長期化しそうな方も出てきています。
日田市役所では、そうした方々のために今日から公営住宅の入居募集の受付も始まっていますが、数は十分に確保されていません。避難所をケアするボランティアも求められています。 (頼政 良太)
<事務局より>
雨と暑さで作業も思うように進まない被災地では、被災者の疲労の色も濃くなりつつあります。避難所では、冷房などもないところもあり、この梅雨時期の湿気や暑さはより被災者を身体的にも精神的にも追い詰めていきます。 避難所の環境整備は急がれます。また、過去の被災地では食事の面でも多くの被災地では、コンビニの食事が3食、数か月続いたり、段ボールベッドや間仕切りがない、さらに障害者へのバリアフリーがなされておらず、被災家屋で過ごしていたという事例もあります。内閣府からは2016年4月に「避難所運営ガイドライン」が出ていますが、その中でも「避難者の健康管理」、「寝床の改善」には冷暖房の完備・間仕切り、段ボールベッドなどの確保について書かれています。また同時に「福祉避難所の確保・運営」、「避難所のおけるトイレの確保・管理関係」などが示されています。被災者にとってよりよい環境整備が求められます。
(内閣府HPより http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/)
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