九州北部豪雨水害の被災地にKOBE足湯隊のメンバーがボランティアに来てくれました。
現地で活動した学生からレポートが入りましたので、ご紹介します。
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北九州派遣レポート(濱田 有紀)
私は、今回、大分県日田市へ行きました。自分たちの住んでいる神戸や大阪では、北九州であった豪雨についてはもう全くニュースでは聞かないので、日田市がどんな状況なのかわからない状態で行きました。1日目、実際に現地を見ると、道路わきの赤いコーン、ショベルカーが多く目につきました。また、土砂崩れした山、1階がつぶれた家、折れた木、壊れたガードレールなども見られました。まだまだ、様々なものが壊れたままでした。まだ、このような状態であることは、現地へ行かなければ知りませんでした。
2日目は、朝から、泥がたまったまま放置され、雑草が一面に生えた畑の草刈りを行いました。3~4人で草を刈っても一日かかるような広さでした。この畑の草刈りを行うのにこれだけ時間がかかるのに、このような畑がたくさんあることは本当に大変なことだと感じました。草を刈るのにも多くの人手が必要になるのだなと思いました。途中で、雨が降り、最後まで草を刈り切れなかったことは少し残念でした。夜には、市と住民の意見交換会を見学しに行きました。意見交換会では、住民の方が今回の豪雨で不安に思っていることを市の方に意見し、対応を考えてほしいとおっしゃる場面が多かったです。また、5年前のことを話に出してくる方も多かったです。
3日目は早朝から激しい雨が降り、朝から避難勧告が出ました。あまりに雨が激しく、もし自分が7月の豪雨で土砂崩れなど起こった地域で住んでいたらとても不安になるだろうと感じました。急遽場所が変更になった足湯では、大鶴公民館へ避難してきた上宮町の方たちに足湯を行いました。足湯を行った方の中には、息子の仕事が今日休みでなければ、車で送ってもらえずここには今日来れてなかったという方や、朝からすごい大雨だったねえとおっしゃられる方、今回の豪雨でビニールハウスが壊れて作物が育てられないのでどうしようかと思っている、5年前の豪雨より、今回の方がひどかったなどとおっしゃっている方がいました。足湯をしていると、朝からの大雨で不安を感じている方も多い様子でした。豪雨による被害について住民の方が話されているとき、なんとも言えない気持ちになり、私は何て答えれば良いのだろうと悩むこともありました。何か力になれるかはわからないけど、少しでも力になれたら良いなと話を聞くことに専念しました。
今回、私は初めて被災地へ行きました。初めて被災地で足湯も行いました。この3日間だけで、何か力になれたかというと、ほとんど力にはなれなかったと思います。そういう自分の非力さも感じました。私は日田市へ行く前は、とりあえず行ってみようという気持ちしかなくて、自分が行ったことをほかの人たちへ伝えるということもあまり考えていませんでした。しかし、行ってみて、自分が現地で見たことを伝えたいと感じました。
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