「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO18

「平成30年7月豪雨」災害発生から1ヶ月を前にして、政府、地方自治体、民間企業、地域コミュニティなど各々の課題が浮き彫りになってきた。気候変動により、つい「異常気象」と言いたくなるほどの気象災害が次々と発生している現実と向き合うならば、あらためておのおのがしっかりした検証が不可欠だと言える。
一方、大阪北部地震後、一貫して大阪に踏ん張ってボランティア活動を展開している人たちがいることを忘れてはなるまい。中でも、壊れた瓦屋根のためにブルーシート張り講習会を続けている。この技術は、もちろん今回の同地震の被災者に喜ばれていることは言うまでもないが、きっと今後の地震災害には役立つことは間違いないと思われるので、大阪はじめ近隣の人たちは是非この研修を受けて欲しいと願う。
(*問い合わせは、070-3149-9333:茨木ベース代表電話)

また、豪雨災害による西日本の被災地では、相変わらずボランティアが不足し、もう1ヶ月になるにもかかわらず、コツコツと被災者自身が片づけをされている姿も少なくないようだ。夏休みに入って各地のボランティアチームが動き始めているようだが、残念ながらまだまだ本格的とは言えない。そうした現実を前にして、当被災地NGO恊働センターは以下のように神戸からボランティア・バスを走らせる。ご協力をお願い致します。
①日時:8月5日(日)JR神戸駅南口集合
午前7時出発(集合6時40分 活動場所:倉敷市真備町
(定員になり応募は締め切りました。)
②日時:8月10日(金)JR神戸駅南口集合
午前7時出発(集合6時40分) JR神戸駅前午後6時半頃着(運行:名鉄観光)
活動場所:倉敷市真備町 定員 15名(先着順)
③KOBE高校生豪雨災害ボランティア(参加者は高校生に限定)
日時:2018年8月24日(金)6:50~19:00頃
集合・解散場所 JR住吉駅南2号線沿い(東灘区民センターうはらホールすぐ南側付近)活動場所 岡山県倉敷市真備町
*いづれも問い合わせは被災地NGO恊働センター村井まで(090-3160-3816)

今後お盆明けから、随時ボランティア・バスを走らせるつもりですので、神戸のみならず周辺の主要駅から「ボランティア・バスを出すなら、私は引率できますよ!」という方がおられましたら是非申し出て下さい。一人の引率者が手を挙げて下されば、最低20人のボランティアを被災地に派遣することができます。是非ご協力をお願い致します。
(村井雅清)

★災害救援金を募集しています。
ゆうちょ銀行一一九(イチイチキュウ)店 当座0068556、郵便振替:01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
*「201807豪雨」と明記下さい
★クレジット寄付のページ
https://www2.donation.fm/kobe117ngo/form.php
★マンスリーサポーターの仕組みができました!
http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html

“「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO18” への2件の返信

  1. 今日はお世話になりありがとうございました。
    帰り際、バスの引率を申し出させていただいたのですが、まだ経験もスキルもない自分にはまだ難しいと判断し、まだ暫くはボランティアの一員として参加させていただきたく思います。
    今後ともよろしくお願いします。

  2. 8月5日のボラバスに参加させていただきました。水害被災地でも土砂災害と異なり浸水被害の真備地区は、泥との戦いでなく水に浸かった畳、布団、家具その他一切の家財を廃棄するお手伝いでした。家主のY(59)さんから休憩の合間に伺ったお話では、深夜水が出始めて避難のアナウンスがあったもののそこまではと思っているうちに孤立し、2階からボートで助け出されたとのこと。もし残っていたら2階にいても危なかったそうで、5mの浸水の恐ろしさを体感しました。被災地NGO恊働センターには大変お世話になり、ありがとうございました。

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