梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-2

梅雨前線の影響による記録的大雨被害は日に日に拡大しています。気象庁が大雨特別警報を発令したのは、過去最大の11府県に及ぶとのことです。

当NGOは、昨日事務所のある同じ兵庫区の山裾で発生した土砂災害地域に流出した泥や木屑の片付けに行きました。3日前に被害の確認をした上での作業ですが、その時の山から噴出す鉄砲水の勢いには驚いたのですが、以後雨は降り続いているにもかかわらず、その鉄砲水は治まっていたので、カッパを着て泥を土嚢袋に詰め、今後に備えて家々の入口付近の強化をしてきました。今日は、神戸大学や県立大学、関西学院大学の学生さんたちと一般の人たち総勢16名ほどで片付けに行きました。
そもそも3日前に訪ねて来たときに出会った被災者宅が、丁度その流れて来る泥と水を一手に引き受けるかのごとくその家に集中して襲いかかるという事態になったのです。その家の70歳半ばの男性が孤軍奮闘していたので、お声がけをし少し手伝ったことから、この地域の片付けのお手伝いをすることになりました。

私たちが被害の状況を写真に収めていたときに、「物見遊山に来たんか!」「新聞やテレビは大きな被害しか見ない。こんな小さな被害でも大変や!」と怒りを私たちにぶつけていました。「ごめんね、今テレビで見て心配して見に来たんやけど・・・・・、何かあればお手伝いしますよ!」と返したら、顔色が和らぎ、「ありがとうな!」と笑っていました。
でも、こういう被災地の気持ちを考えると、「そうだよなぁ・・・」と理解できるけれど、正直複雑でもあります。そして、都市の脆弱性やコミュニティの希薄さなどが課題と取り上げられている中で、現実に超高齢化社会の中で、ギリギリの助けあいや支えあいをしている姿に「厳しいなぁ!」と感じざるを得ません。これが都市の現実なんだということを私たちはしっかりと受け止めなければならないと痛感しました。

前述の男性は、日々孤軍奮闘しつつ近くの足の不自由なお宅の家の前に土嚢を積み上げたり、「この上の方の一角に土砂が入り、土嚢が足りないから欲しい!と言われていたので持って行くわ!」と、雨が強く降るなか重たい土嚢を届けていました。そこに若い女性も加わり、その男性をフォーローするように寄り添い、私たちに指示を出してくれました。その一角の地域は、山から流出する鉄砲水の余波で、その一角にも流入したようで泥が私道に溜まってしまい、水も抜けない状態になったようです。また「ここには、独り暮らしのおばあちゃんがいて、いまは避難しているけど、家の前に土嚢を置いてくれへんか」と、小さな小さな支えあいがそこにはありました。今のところ自治会が対応されている訳ではありませんが、被害が超局地的であるためか被災者とその近隣の人たちで助けあいをしていることが痛々しいほど伝わってきます。超高齢化社会の中での都市における状況を気づかせて頂きました。もし南海トラフ大地震が想定どおりに発生した場合は、こうした地域が襲われる可能性は大であり、その時には人力の限界も容易に想像できます。結局は、「この地域のように、できることは自分たちでやろう!」という支えあい、助けあいの精神がその後の“復興バネ”の一歩となるのだろうと学ばせてもらった一日です。

今回の片付けボランティアのために、いろいろ資機材も購入しなければならないので、心苦しいですが寄付を頂戴できれば幸いですよろしくお願い致します。
(村井雅清)

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