様々な公的支援を受けるためには、必ず罹災証明が必要になりますが、これだけ広域で対象被災者が多い場合は、同証明書を出すには大変時間がかかります。それで、被災自治体では大阪北部地震でもすでに試みている「スピード発行」に努力しています。岡山県倉敷市の場合は、即日発行しているようです。また同県総社市の場合は、職員が自転車に乗って罹災証明取得のお手伝いをされているとのこと・・・・・・。
また、先日(17日)安倍政府は、今回の豪雨水害で自宅が半壊でも、応急仮設住宅に入居できるように災害救助法の要件を緩和すると発表しました。すでに、政府は被災者のための“みなし仮設”を約7万戸確保したと発表しています。
こうした被災者の住まい支援のメニューを考えると、とりあえず該当する被災者は、至急仮設住宅や「みなし仮設」への入居手続きを済ませ、連日の猛暑で、体力も気力も限界を超えておられるでしょうから、とりあえずゆっくり体を休めて欲しいと切に願います。
場合によっては期限付きかも知れませんが、短期間でもゆっくり休息できる場所が不可欠です。こうして住まいの確保が充実すれば、ちょっと安心できるではないでしょうか。
ただ、行政の方にお願いしたいのはくれぐれも柔軟な、新設な対応で被災者へのサービス提供に徹して欲しいですね。たとえ新品の仮設住宅でも、自宅から遠いから行かないという被災者もおられます。住みなれた場所から離れたくないという心理も働きます。是非、巡回バスを走らせて、被災を受けた自宅と仮設住宅を行き来できるような配慮が欲しいですね。
一方でとにかくボランティアが足りないという厳しい現状です。渋滞もネックになっています。被災住宅からやむなく出された廃棄物が道路の脇に高く積まれていることも渋滞に拍車をかけているでしょう。車で被災地に向かうボランティアは、できるだけ現場から離れた駐車場に車を置き、徒歩で目的地まで行って欲しい。
そして熱中症や熱中症予備軍にならないように、一日2時間から3時間で作業を終わりにしましょう。                           (村井雅清)
★災害救援金を募集しています。
ゆうちょ銀行一一九(イチイチキュウ)店 当座0068556、郵便振替:01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
*「201807豪雨」と明記下さい
★クレジット寄付のページ
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ろばかりで気が遠くなります。でも、被災された方の気持ちを考えると、少しでも手がかりを求めて、土砂をかきだしたくなります。容赦なく照り付ける日差しは、被災者の体力と精神力を奪っていきます。たまらず、日よけのシートを張り、日影をつくります。

当センターは、昨日神戸市兵庫区熊野町の側溝に溜まった泥を書き出しました。近所の方々が休憩の度にスポーツドリンクを配りに来てくれ、もちろんその上片付け掃除をされているのです。こうして私たちがボランティアに行くと、かえって「何もせんわけにはいかん!」と無理をされるのが気になるところです。そこをまとめ役の30代の“イケメン青年”(私たちはニッカズボンのアンちゃんと言っています。)が、「地元のことやから出てきてくれるのは嬉しいけれど、熱中症で倒れられたら申し訳ないんですよね!普段、僕らの子どもが遊んでいるのを見守ってくれているんだから、元気でいてほしい。」と滴る汗を拭きながら、話してくださいました。ほんとに“困った時はお互い様”がそこここにあるようです。
(日陰で休憩)
昨日、当NGOのメンバーと応援部隊の関西学院大学、兵庫県立大学、神戸大学のチームで、4年前にも大災害に遭い、今回も遭ったという兵庫県丹波市の被災者宅の泥出しに行って来ました。報道にもありますように、ほんとに猛暑の中での作業はきついですね!私も万全の装備で入ったにもかかわらず、腰を痛めてしまいました。
して積んでも安定しないということです。


 口田地区は、電気や水道は使えるのでなんとか自宅で生活できている、という在宅避難者の方が多いようです。避難所には10数名が夜に戻ってくるだけ、ということでした。避難所には仮設住宅についての張り紙がしてありましたが、住民の方に周知されているかは確認できませんでした。今後の生活拠点となる仮設住宅についてもそろそろ動きがありそうです。
坂町は6カ所の避難所があり、約400名が避難しておられるとのことでした。しかし、お弁当は毎食1500食配布していて、在宅の方々も取りに来られるとのことでした。坂町に古くから住む方々は、家から離れず在宅を選ぶ方が多いようです。断水もしており、生活状況はあまり良いとはいえません。避難所も暑く大変ですが、今後クーラーが順次設置されていくとのことでした。










