九州では、被災地に追い打ちをかけるような雨が降り続いています。被災地にこれ以上被害が広がらないよう、被災地にいるみなさんは早めの避難を心掛けてください。
以下村井顧問の報告です。(増島 智子)
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球磨村の渡地区茶屋集落を訪ねました。ここは全27戸が水没しましたが、幸いにも一人も犠牲者が出なかった集落です。紹介している写真の踏切は茶屋と書いていますが、肥薩線を超えて向こうの集落が茶屋地区ですが、壊滅状態です。こんな凄まじい惨状ははじめて目にします。竜巻がおこったのか?と錯覚します。
茶屋地区の入り口になる219号線ではこのようにあちらこちらで流れてきた草木がひかかっています。球磨川から溢水した水と山から吹き出した水が衝突し、水かさが上がったようです。この周辺地域の田畑や家は水没したのです。想像ができません。この地域は以前から浸水する地域なので、1階部分はピロティ方式にしていて、いざというときは水が抜けるように造っていたようですが、今回は想像をはるかにその予測を超えてしまったのこと。この地域に檀家さんがおられる雲泉寺(曹洞宗)の住職のお話では「ある人は着の身着のままで避難され、茫然自失の状態。またある人は、毎日朝から日が暮れるまで、ただ座っている女性がいて、『ここから離れたくない』と言われます。」と話してくれました。この雲泉寺さんも救援物資を集め被災者に提供されています。
西日本新聞(2020/7/18)にこの集落のことが伝えられていたのですが、集落の70代の女性が「安全じゃない場所だというのは分かっている。でも、またここに戻りたい。子どものころから親しんだ球磨川のそばに」。・・・と。それぞれの生まれ育った故郷への想いを大切にしながら寄り添っていきたい。(村井 雅清)
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7月28日(火)16:47~ 読売テレビ「かんさい情報ネットten」
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