以前にも水俣の谷さんから報告がありましたが、球磨村の渡地区長の大原さんと水俣の谷さんと3人で芦北町の女島ゆめもやい仮設団地にお米などの物資をお届けました。
芦北地域は、土砂崩れの個所が多く、11名が犠牲になり、1名が行方不明(8月20日現在)になっています。けれども、なかなか注目もされずにボランティアの関りも少ないのが現状です。
この仮設は、今月16日に鍵渡しが終わったばかり引っ越しして間もない仮設です。ただ今後この仮設は町営住宅にするようで、基礎もコンクリートで、部屋には床下収納と屋根裏収納もありました。木造で落ち着いた雰囲気の佇まいでした。住民のみなさん、まだまだ家の中を住み心地のいいように、品物を揃えたり、お手製の棚を作ったりされていました。谷さんからも報告があったように、同じ集落の人もいればそうではない人たちもいるので、コミュニティづくりはこれからです。
みなさんから頂いたお米やSonotas株式会社様からご提供のハンドクリーム、まけないぞうをお渡ししながら、自宅の状況などをお聞きしました。住民の中には家屋に土砂が流入し、家財の搬出もできてないお宅もあると聞きました。また、家屋は被災していなけれど、周辺の土地が土砂崩れなど危険区域の指定を受けて、砂防ダムなどができるまでは自宅に戻れないという人もいます。「子どもたちは危ないから戻って欲しくないというが、やはり息子夫婦のところだと気をつかうので、元の家に戻りたい」と複雑な心境を吐露している人もいました。
お米をお届けすると、「お米は助かります。あとはお漬物があればそれでいいものね。」「こんなにいろいろしてもらってありがたい。」と。まけないぞうをお渡しすると「まぁ、かわいい」とみなさん笑顔になってくれます。必要なものを聞くと、「朝晩涼しくなってきたからカーディガンとかほしいね。服も全部貰い物だから」と。翌日、谷さんが長袖の衣類を届けてくれました。
また、バリアフリー住宅にお住いのご夫婦に話を聞くと、旦那さんは水害前から近所のお年寄りを買い物や病院などに連れて行くボランティアをしているという話が聞けました。自らも透析を受けながら、普段からお年寄りもお世話をしていたそうです。今回の水害では行政などに対していろいろストレスが溜まっていたようで、吐き出すように話をしてくれました。お米を手渡すと、涙ながらに「こんなにしてもらって、ありがたいです。またいつでも遊びに来てください」と・・・。なかなか想いを吐き出せる場がなく、この2ヶ月ストレスを抱えたまま生活をしていることを感じました。
これからの季節、こたつ布団や、冬物の洋服、暖房器具が必要そうでした。立地も歩いて行ける範囲には何もなく、買い物や通院には車か巡回バスが必要で、今後移動販売などもあると住民の方は助かるなと思いました。今後も、谷さんたちと連携しながら見守り活動をできたらと思います。(増島智子)
〈〈あつかましいお願いで恐縮ですが・・・・・・・!!〉〉
稲刈りが終わり、古米が残っている農家さんが、「被災者のために・・・・」と寄贈して下さるのか、有難いことにお米は引き続き集まっています。先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。
お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
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名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
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