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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第104報

昨日の本支援レポートで、最後に「1・17から7・4」ではなく、「7・4+新型コロナウイルス感染症から1・17へ」だからと言いました。この根底にあるのは、私の中では25年前に行われた「市民とNGOの『防災』国際フォーラム」(組織委員会委員長・高村勣・当時コープこうべ名誉理事長、実行委員会委員長・芹田健太郎・当時神戸大学大学院国際協力研究科長)での神戸宣言です。この神戸宣言の最後に、
“被災地の私たちは、自ら「語り出す」「学ぶ」「つながる」「つくる」「決める」行動を重ね、新しい社会システムを創造していく力を養っていくことから、私たち自身の復興の道を踏みだしていくことを、強く呼びかける。1995年12月10日”(12月10日は国連人権宣言が採択された日)
と締め括っています。つまり、阪神・淡路大震災を経験し、、痛みの共有を経て、お互いが支え合い、助け合ってきたことから、しっかり学び合おうという思いを込めたものだと私は理解してきました。阪神・淡路大震災の経験を一方的に伝えるということではなく、東日本大震災からも、西日本の水害からも、台風19号からも、そして2020年7月豪雨災害からも、そして阪神・淡路大震災の以前に起こった「雲仙普賢岳火砕流災害(長崎県島原市)」からも学ぼうということだったと思います。もちろん、今年1年間世界中に猛威をふるった「新型コロナウイルス感染症」からも学ぼうということです。この作業がなければ、危機感をもって「ポストコロナ」の社会を描くことはできないのではないか、とさえ思うのです。
 今年に入り日本にコロナが上陸し、国内でも感染症が瞬く間に広がりました。同時に、「ポストコロナ」という表現も目にしない日はないほどです。決してポストコロナを標榜することは否定しません。ただ、その議論の背景や根幹にある思想や主義、主張の多くは、すでに先述した25年前のフォーラムでも、多彩な表現や分科会での議論、そして同フォーラム10年間の都度の宣言などでも紡ぎ出されてきたことだ振り返ることができます。私たちはあの時以来、「一人ひとりに寄り添い」「最後の一人まで」を目標に国内外の被災地と向き合ってきました。このことが声高に掲げられたのは、同フォーラムの実行委員長を務めた芹田健太郎が言い続けている「そもそも私たちはつながっている」ということからきているのだということに、25年目を前にしたシンポジウムでの鼎談(阪神・淡路大震災から25年 四半世紀の歩みと“いま”-NGO・市民社会・災害支援のこれからー)で、あらためて気づかされたのです。
                                        (続く・村井雅清)

〈〈新年のお年玉として、お米を届けたいと思います。〉〉
 復興計画という話題がなされるように、被災地は復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。コロナ禍で誰もが大変な生活を余儀なくされておられる中でのお願いはほんとうに申し訳ないのですが、当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第103報

今年もあと10日ほどで1年の幕を閉じます。しばらく支援ニュースが途絶えていました。当NGOもスタッフが少なく、忙しくレポートを書く時間がありませんでした。申し訳ありません。
 今日、球磨村渡(峯・島田)の大原伸司区長さんから恒例の人吉新聞のコピーが送られてきて、見ると12月14日、この水害からの再建に向けて球磨村の復興計画策定員会が復興計画骨子案を示した旨が報じられていました。
同案を読んで見ると、まず、はじめに「住宅を失った村民はようやく避難所から仮設住宅へ移り、仮に暮らしを始めることになりました。」という文言に目が止まりました。そして最後の計画の策定体制という冒頭で「復興の主体は村民一人ひとりです」と・・・・・。少し暮らしに落ち着きを取り戻した頃に、復興計画が示されるという事は、将来に向けて希望を持つことができるということに大きな期待が寄せられます。
 ただ、来年の1月17日で丸26年となる阪神・淡路大震災の時にも、被災者と市民でつくりあげた『市民がつくる復興計画~私たちにできること~』でも「復興は被災者主体」と掲げてきました。被災地で直接あるいは間接に復興にかかわった私たちにとっては至極当たり前のことです。その後の25年間で発生した災害でも復興の過程で同じように掲げられて来たことでしょう。しかし、すべてとは言いませんがその都度本当に被災者主体で復興が成し遂げられてきたのだろうか?という疑問を持たざるを得ないのです。そして、冒頭の「仮に暮らしを・・・・」という文言に目が止まったのは、「暮らしに仮はない!」と中村大蔵さん(園田苑・理事長)が発せられた名言が私の頭に叩き込まれているからです。以来、被災地と向き合う時にはこの言葉を忘れたことはありません。この1年を振り返って見れば、コロナで始まり、コロナで終わるという1年になりました。阪神・淡路大震災から今年の1月17日で四半世紀という節目を迎えましたが、コロナ下でこの大切な節目となる話題が吹っ飛んでしまった感があります。でも、今年の「2020年7月豪雨災害」+「新型コロナウイルス感染症」という複合災害と向き合う中で、25年前に学んだことがこのように蘇ってくるということに、大切なことはいつまでも拘らなければと、ますます私たち阪神・淡路大震災を経験した者にとっては、終わりなき大きな使命を抱えているのだなぁと痛感します。それは「1・17から7・4」ではなく、「7・4+新型コロナウイルス感染症から1・17へ」だからです。
              (続く・村井雅清)

〈〈新年のお年玉として、お米を届けたいと思います。〉〉
 復興計画という話題がなされるように、被災地は復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。コロナ禍で誰もが大変な生活を余儀なくされておられる中でのお願いはほんとうに申し訳ないのですが、当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第102報

水害から5ヶ月が経過しました。避難者数は89人(12月3日現在)となり、仮設やみなし仮設では1,675世帯3,954人(11月25日現在)が暮らしています。いまだ2次災害などの恐れから八代市坂本町33世帯、葦北郡津奈木町10世帯に対し避難指示が継続しています。
現在も各被災地では、少ないながらもボランティアが毎日汗を流しています。いまだに家屋に入った泥出しなども行われ、時に被災者の方は途方もなく延々と続く作業に心折れそうになることもあります。そんな被災者にいつもボランティアがそっと寄り添っています。

コミサポひろしまもその一つです。私たちも微力ながら家屋の清掃、修復などのお手伝いをさせて頂いてます。リーダーの小玉さんはメンバーの人たちと丁寧に作業を進めていきます。泥だらけの家屋を前に再建をあきらめかけていた家主さんと「一度片付けをさせてもらえませんか?もし解体になっても構いませんから、お手伝いさせてください」と被災者の背中を押しています。秀岳館高等学校(八代市)の生徒も加勢して、住み慣れた家がみるみるきれいになっていきます。そのうちに被災者の方の心が晴れ渡った空のように、すっきりとした笑顔がこぼれはじめ、「もう一度再建してみようかな?」と…。そこに小玉さんたちが「お手伝いしますよ」とそっと声をかけます。被災者の人も自ら率先して、片付けを手伝ったり、家屋のリフォームに取り組んでいきます。

 ボランティアの人たちも格段に技術があがり、まるでプロ顔負けの作業です。その時々の災害に柔軟に対応して、被災者のお困りごとに寄り添っているのです。災害の都度いろいろ勉強をされながら技術を磨き上げていくのです。
 家の再建を考えている住民さんには、見積もりを拝見させてもらって、ボランティアでできる範囲のお手伝いをして、中には最終的に数百万円という金額が安くなったりします。大工さんも足りない中なので、大工さんが入ってすぐに作業が始められるように、壁を剥がし、壁や天井の断熱材を外したり、釘やビスを抜いたり、しっかり乾燥、消毒をして引き渡します。そうすると大工さんは、すぐに新しい壁を張ったり、建具を付けたりと工期も早く、料金も安くなるのです。

 リーダーの小玉さんは長い間被災者の人たちとお付き合いしています。茨城県常総市の水害の被災地などにもいまだに足しげく通い、住民さんと家族のような間柄を築いています。災害が次々多発する中でも、小玉さんは“いま”の現場で納得いくまで活動をしないと次の現場にはいきません。現在の熊本では少ないながらも個性豊かなメンバーたちと、笑ったり泣いたり、試行錯誤しながら被災者のみなさんと一緒に活動を続けています。
*コミサポひろしまのFBページ
https://www.facebook.com/comsup.hiroshima

(増島 智子)

〈まだまだお米を集めています!〉〉
 まだ避難所生活をされている方もおられますが、被災地では今後の復興ビジョンづくりのための動きが活発になっています。こうして、被災者の復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。 

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。 

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第101報

八代市坂本町では、地元のみなさんも水害支援に奔走しています。「坂本町復興支援チーム桃ちゃん」もその一つです。構成メンバーは「コミサポひろしま」「レスキューアシスト熊本」「道野カンパニー」「水俣Hub-Power」です。
 被災当初から活動を続け、現在もみなさん活動を続けています。

 被災地では、まだ流された建物がそのまま、川にも漂流物が流れ着き、その爪痕を色濃く残しています。東日本大震災の被災地岩手県大槌町吉里吉里のミュージシャン「RIA+ノリシゲ」の曲「歩きましょう」が頭に浮かびました。
♪♪♪♪♪♪
色失ったこの町のガレキかきわけて 
泥にまみれた荷車押す背中照らす太陽 
さぁ 歩きましょう 歩きましょう 思い出集めて
さぁ 築きましょう 築きましょう 愛するこの町を
♪♪♪♪♪♪
いま坂本町では、そんな色を失ったまちに色を添えてくれるプロジェクトを進めています。チーム桃ちゃんのメンバー水俣Hub-powerさんが運営のお手伝いをしています。それは、地元で被災した峯苫医院の院長の奥様のアイデアで始まった「さかもと花いっぱいプロジェクト」~笑顔ある暮らしを地域とともに~です。 
そのプロジェクトには「令和2年7月4日の豪雨災害により私たちの坂本町は一変しました。発災から4ヶ月秋を迎えた坂本町に例年咲いていたはずの秋の花が少ないことに気が付きました。花いっぱい、笑顔をいっぱいの坂本に少しでも戻したいと願っています。坂本町コミュニティ再生のためにも、是非皆様方のご協力をお願い致します」という想いが込められたプロジェクトです。
 水害後の被災地には前段の歌詞にあるように町は色を失います。その光景を見ていると心がふさぎ込んでしまいます。被災者の中にも「公費解体を待っているけどいつになるかわからないし、流れてきた流木や家財などがそのままだと、気が滅入るから」と一人黙々と片付けをされている人もいました。そんな姿を見かねてボランティアがお手伝いすると「ちょっとでもきれいになると、これで前をむける」と。。。「花壇まで作ってきれいにしてもらって」と。。。

そして、チーム桃ちゃんは先月「第2回 坂本で会いましょう~くつろぎの時間~」を開催しました。これは、いまは仮設やみなし仮設や親せきの家などに身を寄せバラバラになっている住民さんが集う場です。集まったみなさんは久しぶりに大声で笑い、子どもたちは思いっきり体を動かし、悩みを打ち明けたりしています。こんないままで当たり前にあった語らいの時間を過ごすことで、また少し前に向けたのはではないでしょうか。
東日本大震災の被災者が歌った歌のように、いま坂本、九州、そして他にも被害に遭われた被災地の方が、花を植えながらゆっくりゆっくり歩いて、愛する町を築いていってほしいと願わずにはいられません。
 チーム桃ちゃんの代表諸橋桃子さんは、熊本日日新聞(2020/11/6)で「『やっぱり坂本がいい』。被災して町外へ出ざるを得なくなった住民と話すと、必ずといっていいほどみんなこの言葉を口にする。どんなに辛く、大変な思いをしても、それでも、たくさんの住民がまたあの集落に、坂本に帰って暮らしたいと本音では願っている。そんな声をいつまでも大切にしたい。」と話しています。(増島 智子)

〈まだまだお米を集めています!〉〉
 まだ避難所生活をされている方もおられますが、被災地では今後の復興ビジョンづくりのための動きが活発になっています。こうして、被災者の復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。 

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。 

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
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    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
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