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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第103報

今年もあと10日ほどで1年の幕を閉じます。しばらく支援ニュースが途絶えていました。当NGOもスタッフが少なく、忙しくレポートを書く時間がありませんでした。申し訳ありません。
 今日、球磨村渡(峯・島田)の大原伸司区長さんから恒例の人吉新聞のコピーが送られてきて、見ると12月14日、この水害からの再建に向けて球磨村の復興計画策定員会が復興計画骨子案を示した旨が報じられていました。
同案を読んで見ると、まず、はじめに「住宅を失った村民はようやく避難所から仮設住宅へ移り、仮に暮らしを始めることになりました。」という文言に目が止まりました。そして最後の計画の策定体制という冒頭で「復興の主体は村民一人ひとりです」と・・・・・。少し暮らしに落ち着きを取り戻した頃に、復興計画が示されるという事は、将来に向けて希望を持つことができるということに大きな期待が寄せられます。
 ただ、来年の1月17日で丸26年となる阪神・淡路大震災の時にも、被災者と市民でつくりあげた『市民がつくる復興計画~私たちにできること~』でも「復興は被災者主体」と掲げてきました。被災地で直接あるいは間接に復興にかかわった私たちにとっては至極当たり前のことです。その後の25年間で発生した災害でも復興の過程で同じように掲げられて来たことでしょう。しかし、すべてとは言いませんがその都度本当に被災者主体で復興が成し遂げられてきたのだろうか?という疑問を持たざるを得ないのです。そして、冒頭の「仮に暮らしを・・・・」という文言に目が止まったのは、「暮らしに仮はない!」と中村大蔵さん(園田苑・理事長)が発せられた名言が私の頭に叩き込まれているからです。以来、被災地と向き合う時にはこの言葉を忘れたことはありません。この1年を振り返って見れば、コロナで始まり、コロナで終わるという1年になりました。阪神・淡路大震災から今年の1月17日で四半世紀という節目を迎えましたが、コロナ下でこの大切な節目となる話題が吹っ飛んでしまった感があります。でも、今年の「2020年7月豪雨災害」+「新型コロナウイルス感染症」という複合災害と向き合う中で、25年前に学んだことがこのように蘇ってくるということに、大切なことはいつまでも拘らなければと、ますます私たち阪神・淡路大震災を経験した者にとっては、終わりなき大きな使命を抱えているのだなぁと痛感します。それは「1・17から7・4」ではなく、「7・4+新型コロナウイルス感染症から1・17へ」だからです。
              (続く・村井雅清)

〈〈新年のお年玉として、お米を届けたいと思います。〉〉
 復興計画という話題がなされるように、被災地は復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。コロナ禍で誰もが大変な生活を余儀なくされておられる中でのお願いはほんとうに申し訳ないのですが、当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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