本支援レポートNO・113報を今年に入って1月13日に配信して以来、アッと言う間にもう2週間以上も空いてしまいました。ほんとうに申し訳ありません。言い訳になりますが、26年前に阪神・淡路大震災に遭ったこの地KOBEは、毎年1月17日が1年で最も緊張する日であり、今年は26年という節目の年でもあったことから、何かバタバタとしていて、やつと昨日あたりから少し余裕が出てきた次第なのです。またゆっくりと再開したいと思いますのでご理解ください。
言い訳の上塗りになりますが、実は1月17日直前に当NGOと同居している「CODE海外災害援助市民センター」が震災26年オンライン討論会として、「ポスト、コロナに向けて、『いま』、1・17とどう向き合うか?」というテーマでの催しを企画し、去る2月1日に実施したことから、このテーマについての背景説明を私が冒頭で15分解説することになりこの間、この15分の為の地獄の日々が続いておりました。
実はこのオンライン討論会に、本レポートでも何度も紹介させて頂いていますが、昨年7月に発生した「2020年7月豪雨災害」で大変な被害に遭った熊本県球磨郡球磨村渡(峯・島田)地区の区長大原伸司さんにも参加して頂きました。水害から7カ月が過ぎようとする被災地の現状を報告して頂いたのですが、その報告の中で気がかりな現実を報告されたのです。それはコロナの影響で発災当初からボランティアが少ないのですが、仮設住宅に入居されている被災者を訪問していても、以前のようにボランティアによる炊き出しやイベントがほとんどなく、とにかくひっそりとしていて、被災者の方たちがますます孤立感を深めているのではないかということでした。一応、現地の社会福祉協議会を事務局とした支援センターが整備され、見守り活動もされているのですが、充分に被災者とのつながりが満たされていないのではないかという懸念です。コロナ禍においても課題は、誰一人取り残さず孤立させてはならないと言うことですが、この豪雨災害の被災地においても全く同じことが言えます。
「一人ひとりに寄り添い」「最後の一人まで」というのは26年前の阪神・淡路大震災で紡ぎ出したメッセージですが、やはり26年目にしての今回の豪雨災害でも同様であり、コロナ禍でのボランティア事情(支援の手薄)が加わり、ボディブローのようにジワジワ影響してくることが心配されます。コロナ禍でもどのように寄り添うのかが課題です。全国的にコロナの第3波をもろに受け、誰もが大変な生活を余儀なくされている中で恐縮ですが、被災地の方にも少し想いを寄せて下されば有難いです。よろしくお願い致します。
なお、1月13日に放送されたABC朝日放送「キヤスト」(関西方面のみ)で放映された被災地での活動が、次のURLでYou
Tubeでご覧になれますので、見て頂ければ幸いです。(村井雅清)
https://youtube.com/user/abcch6
〈〈まだお米を集めていますよ!〉〉
昨年7月4日に豪雨災害が発生し、7カ月を迎えようとしています。有難いことに、今でも被災地にお米をと送って下さる方が途絶えません。ほんとうに心から感謝致します。本文でも触れていますように、長引くコロナ禍のために直接被災地に足を運んでの支援活動は叶わないですが、こうしてお米の寄付という形で「忘れていないですよ!」「見守っていますよ!」というメッセージを届けて下さっていることが、どれほど被災者を勇気づけているか、架け橋役をさせて頂いている私たちにはズシンと伝わっています。まだまだ続きますが、引き続きご支援を賜りますようにお願い致します。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。