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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第46報

引き続き「POSKO支援」にご協力をお願いします。!!

 八代市坂本町に入っている増島智子からのレポートです。26日熊本県知事は定例記者会見で、球磨川の治水対策について「川辺川ダムも選択肢の一つ」と発言し、「ダムを含む多様な方策を検討した上で新たな決断をすると発言されました。にわかに「ダムありき!」という声も出ていますが、下記のレポートにあるように、球磨川と共に生きてきた人たちの声も受け止めて欲しいと思います。(村井 雅清)

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 ここ坂本町は球磨川沿いから谷合へ約90の集落があるそうです。熊本県八代から鹿児島県霧島までの区間を走る肥薩線、水害前はSLが走る風光明媚な景色が広がっています。
 そして、球磨川が流れる坂本町には荒瀬ダムというダムがあったそうです。終戦後の電力供給不足を背景に発電目的として1955年に造られ、県内最古のダムでしたが、2010年から環境対策の一環としてダムの撤去の方向で動き出したのです。周辺住民も以前から放水による振動被害や洪水被害への不信感を持ち、約8年の歳月をかけて2010年にダムの撤去方針を示し、2012年から撤去工事が始まり、2年前2018年の展望台整備が終了したことでダムの撤去工事が終了となったのです。
 その撤去によって、貝類の漁獲量が上昇し、ウナギも獲れるようになり、水生昆虫なども生息数を回復したそうです。

 住民さんもよく球磨川で子どもが小さい時にカヌーで遊んだり、泳いだりしていたことを話してくれます。自分が小さいころにケンカするのは川の中だったなどと懐かしそうに話してくれます。家の中に入ると川から涼やかな風が流れて、きっと夏には子どもたちが故郷帰ってきて、昼寝をしたり、スイカ割りをしたりする風景が思い浮かびます。これまでも急流を活かしてラフティングやカヌーなどが観光の目玉だったそうで、球磨川の流域の人たちにとって暮らしの一部だったことがよくわかります。
 秀岳館高校の生徒さんもボランティア活動後に川で汗を流していました。こういう風景が日常の中の至る所にあったんだなと思いました。先生がふと「この穏やかな川がね・・・・」といった言葉が忘れられません。
 今回の水害では、ダム建設の話も耳にすることもありますが、「ダムを造ってもどうなのかね。自然に謙虚に生きないと」という被災者の言葉が胸に残りました。
 今後は治水対策などいろいろな議論がされると思いますが、暮らし再建に向けて、長期的に見守っていけたらと思います。(増島智子)                         
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〈〈緊急のお願いです!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1000㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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