昨日21日は、球磨村総合運動公園に設置された一番最初に完成した「ムービングハウスの仮設団地(33戸)と20日に鍵渡しのあった「(仮称)球磨村さくらドーム仮設団地」(ムービングハウス35戸、集会所1棟)を対象に、住民主体のBBQ大会が行われました。先の33戸は入居されて約1か月余りですが、この時期に住民主体のこうした食事会が催されるというのは、かなり珍しいことだと思います。今回の災害では、コロナによる感染防止のためにほとんどの避難所では炊き出しが不可能でしたが、仮設住宅に入居すると避難所とは違って、自粛を要請することができないようで、このように住民主体が実現したようです。しかも参加費を戴いての催しなので、素晴らしい取り組みだと思われます。これまでの被災地では、集会所や談話室などができ、仮設団地の世話人が決まり、少し落ち着いた頃に支援者による炊き出し会やお茶会などが開かれることはありましたが、住民主体というのは画期的なことです。
球磨村渡地区の大原伸司区長も、担当の峯・島田集落の被災者も住まわれていることもあって、この催しに参加されました。大原さんは、入居されている被災者にイケア(IKEA)から寄贈された買い物バッグにお米をはじめ救援物資を詰め、クオカード(3000円相当)を加えて配られたようです。峯・島田の被災者も仮設住宅とはいえ、いよいよ暮らしの再建に向けて一歩を踏み出したのではないでしょうか。終の棲家がどうなるかという課題は残りますが、焦らず、じっくり将来のことを熟慮され、道筋を決められることを望むばかりです。みなさまから寄贈されたお米やマスクもこうしてお役に立てるということは嬉しい限りです。
現在、建設に着手した761戸(21団地)の仮設住宅のうち、286戸(12団地)が完成したことになります。芦北町では、木造の芦北町女島ゆめもやい緑地仮設団地(50戸)が完成し、9月中旬には入居が始まっています。やがて残り10戸も完成するのですが、こちらは、水俣の谷さんのグループがサポートしています。丁度、今現地にいる増島智子が今日、谷さんとこの仮設を訪問し、みなさまから寄贈頂いたお米と25年前の阪神・淡路大震災から続けている「まけないぞう」というタオルを加工してつくる壁掛けタオルを配っています。この「まけないぞう」は主に東日本大震災の被災者が創られたものです。こうした救援物資が、被災者と顔の見えない人たちとつながることが大きな支えとなることを願って止みません。 (村井雅清)
〈〈あつかましいお願いで恐縮ですが・・・・・・・!!〉〉
稲刈りが終わり、古米が残っている農家さんが、「被災者のために・・・・」と寄贈して下さるのか、有難いことにお米は引き続き集まっています。先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。
お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
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