「POSKO球磨村復興協力隊」の活動紹介
一昨日、「POSKOチーム神瀬」を紹介しましたが、実は神瀬にはもう一つPOSKOがあります。「POSKO球磨村復興協力隊」といいます。代表は大谷知広さんで、神瀬を中心に幅広く活動をされています。彼は、そもそも球磨村の地域おこし協力隊員として今年3月末まで働いていて、神瀬の村営住宅に住み被災を受けました。
発災直後は人吉市多良木町の旧多良木高校避難所に避難し、そこで避難所運営のお手伝いもしていました。同避難所から毎日のように元住んでいた神瀬に足を運び、被災者宅の泥だしや家財道具の運び出しもしながら、「とにかく早い時期に、被災者のみなさんが神瀬に帰って来た時に気軽によれるサロンを開きたい」と場所探しをしていました。神瀬の多目的集会所裏手にあった築10数年の全壊の被災者宅の玄関先とガレージを貸してくれることになり、そこで自分たちのことを自分たちでやれるように自立型炊出しの実施を目指し、「神瀬みんなでごはんプロジェクト」を、2週間に一回くらいのペースで始めています。一度は、当センターのスタッフ増島智子がそこで足湯も提供させて頂きました。サロンを皮切りに「コミュニティ再生支援」として忙しく動かれています。また「子ども支援(カタリバとの連携)」として、仮設住宅での子ども祭りを手伝ったり、カタリバの学習サポートを手伝ったりと勢力的に活動をされています。こうして活動の拠点はやはり神瀬が中心のようで、これから「ko-nose
Artプロジェクト」なども企画しておられます。これは村営住宅の壁の使用許可がおりたので、壁に子どもたちが自由に絵を描くということを考えているようです。
余談ですが、私がマルマラ海地震(トルコ)で、被災地に建てられた「日本―トルコ村」という仮設住宅団地のサポートをしていたとき、日本からアーティストを招いて同じように仮設の壁にお絵かきをしたり、団地の壁にお絵かきをしたことを思い出しました。彼らが始めようとする「ko-nose
Artプロジェクト」はきっと子どもたちのこころが癒される場になるでしょう。
発災後、大谷さんとお出会いしてから、球磨村に足を運ぶたびに彼に会いに行きますが、とにかく顔の広いというか幅広い人脈を築いています。神瀬では、毎週「こうのせ再生委員会」が開かれていますが、大谷さんが仕掛けるサロンをはじめ、こうした多彩な活動が絶妙な役割を果たしているようです。彼の存在なくして神瀬の再生はないと言っても過言ではありません。これからも引き続きご支援をお願いします。(村井雅清)
〈〈まだまだお米を集めています!〉〉
みなし仮設住宅を含め、ぼちぼち仮設住宅に移行し、また家族や親戚のお家に避難されている方が増えてくる中で、お米は本当に喜ばれています。また直後は水、電気、ガスというライフラインが途絶され、不自由な在宅避難をされていた被災者もライフラインが復活し、在宅で調理をしたりされますのでお米は欠かせない食料になっています。
先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。