当センターにおける7月豪雨災害に伴う支援プロジェクトとして、本ニュースで何度も紹介している「POSKO(支援拠点・もともとインドネシアで災害後に現れる仕組み)」支援を始めます。みなさまからご寄付を頂いた資金やお米をはじめとした物資を、現地在住のキーパーソンを通して、POSKOに配布していくものです。
今回、熊本もしくは大分など県外からボランティアが駆けつけられない厳しい状況の中、もう1か月が過ぎようとする中で、被災者自身が泥かきや浸水した家の片づけなどに日々汗を流しておられます。県外から直接の支援に行けない以上、こうして被災者自身が隣近所の方々とあるいは県内から来られたボランティアの手をかりながら復旧活動に取り組むPOSKOを、主に県外で見守って下さる方々のお力をお借りし、支援していきたいと思います。どうか引き続きご支援をお願い致します。
そもそも7月3日~4日にかけて九州南部を襲った豪雨の報を受け、私が2週間後の7月19日から24日まで現地を訪問し、被害状況を確認しつつ、2008年の水害被災地である広島県安芸郡坂町から預かったタオルやマスク、また生活協同組合コープこうべさんから戴いた初動資金をいくつかの被災地内拠点に配布してきました。
こうして駆け足ながらの支援活動を行う中で、まったくボランティアがいない被災地を歩いていると、あちらこちらで被災者自身が、被災を受けていない、もしくは被災の軽微な近隣の方々の手助けを受けながら、復旧作業に取り掛かっている姿が目に飛び込んできました。インドネシアでの災害支援の経験から、当センターのスタッフが「これってインドネシアのPOSKOじゃない?」というメールが、現地にいる私に届き、「なるほど日本版POSKOだ!」ということで、制約の多い今回の支援ケースを前にして、冒頭でお伝えした「POSKO支援」プロジェクトが誕生したのです。
これからも自然災害+感染症災害=複合災害が考えられますが、このPOSKO支援による支援体制は、復興に向けても「コミュニティ再生」という点で有効だろうと確信します。みなさま、是非このPOSKO支援を見守って下さい。(村井雅清)
<緊急のお願いです。>
*お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。当センターで集約し、必要な物資集積場に届けたいと思います。とりあえずは、球磨村の被災者に配布させて頂きます。(送り先は、下記の「被災地NGO恊働センター」です)
*梅雨が明け、本格的な夏を向かえると、泥が乾燥し、粉塵が舞い上がります。そのために一般のマスクではなく、“防塵マスク”を集めます。併せてお願いします。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。