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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第164報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―16>
 さて、「日本一短い避難訓練」とは?この訓練は高知県黒潮町で行われている訓練です。各地で避難訓練というのは行われているのですが、寝たきりの高齢者や足が不自由なために訓練には参加できないケースがほとんどです。当事者も遠慮されるし、訓練の主催者も「無理しなくていいですよ!これ訓練だから・・・・・」??と言って不参加を促すケースも少なくありません。最近では、リヤカーなどに乗せて避難して貰うということを行っているところもチラホラ見受けますが、当事者が参加しているケースはまだまだ少ないですね。

 そこで黒潮町では、地域で決められたように避難するのが困難な人に、あえて「何とか、入り口の玄関まで出て来てくれませんか?」と参加を呼びかけ、ご自分の意志で訓練に参加して貰うように働きかけるのです。玄関まで出てきて貰ったら、地域の元気な方やボランティアが車に乗せてしかるべき避難場所にお連れするというスタイルです。お家の部屋から玄関までという数メートルの避難なので、「日本一短い・・・・・」ということです。こうしてできるだけ当時者の意思で、いわゆる“主体的”に参加して頂き、地域ぐるみでの訓練とするということです。お手伝いをするボランティアや地域の方も、こういう時を機会に災害時に要援護者となるかもしれない地域住民さんの普段の生活の様子を知ることができ、災害時のみならず普段から目配り、気配り、心配りができるようになるのではないかと期待できます。こうして具体的な事例と向き合うと、“被災者主体”の当時者をサポートするときには、例えばボランティアとしてどういうことに気遣い、そしてどういうお手伝いをすればいいのかということが、より詳しくイメージできるのではないでしょうか?地震に対する耐震診断や耐震補強で行政が支援されることと同じように、災害時要援護者の方々が少しでもご自分で避難をするためにも、普段からその方の住まいの事情を把握し、より使い勝手のいいバリアフリーにするお手伝いができるのではないでしょうか?すでに触れましたが、“避難行動は被災者主体で”と呼びかけ、行政は全力で支援するとのことですが、被災者主体をサポートするということは、一人ひとりに対応しなければならないということを肝に銘じて欲しいものですね!(次に続く 村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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