「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO30

広島で活動してきた柚原さんのレポート3回目を紹介します。なお、柚原さんは今日から1週間ほど、また広島県坂町を中心にサポートに行きます。

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一緒にボランティア活動をさせて頂いた地元の方とお話する機会があったのですが、「被害が起きたすぐから今まで毎日ボランティア活動をしとる」という建築業でお仕事をされているお兄さんがいたり、「広島県出身で自分の家は被害にあわんかったけど、でも何か手伝いが、と思ったけ〜」と駆けつけてこられた方など、多くの方々が早く元の生活に戻れるようにと願っている姿を目の当たりにしました。

さて、たまたまシャワーを浴びに仮設のお風呂に入りに来られたおばさんとお話していたときに、「うちには1回ボランティアさんが入ってくれたけれど、まだ片付けが終わっていないけ〜、手伝って欲しいんよ。外に出してある布団と、家の中のプラスティック製の引き出し型ケースの場所を移動したいんよ」。翌日ご自宅へ行かせて頂くと、1か月半が経つのに、そのケースには泥水が入ったままの状態でした。「それが終わったら、この本棚にある大きい百科事典を出して欲しいけ〜」「その次は、、その次は、、、」と。まだまだ片付けが終わらない中の焦りと、週末に親戚の方が手伝いに来てくださるとは言うものの、ご夫婦で毎日こつこつやられていてもなかなか終わらず、ボランティアも順番待ちでなかなか来ない現実があること、奥さんは「今日は朝からめまいが少しするのよね。熱くないのに汗もでるし。」と話される。「えっ、これって熱中症の症状じぁない?!」と心配しつつ、なんとかできないのかという思いと今できることをすることしかないのかなという気持ちで胸がいっぱいになりました。                        (柚原里香)

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*「201807豪雨」と明記下さい
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