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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第12報

代表の頼政は引き続き大分県日田市で活動中です。電話で活動内容を聞いて、ここに報告いたします。

昨日は、中津江地区の避難所を訪問しました。足湯に続き、コーヒーサービスやラジオ体操をしました。「この間の足湯はよかったよ」などの声を頂いたそうです。中津江地区の住民さんは地域のあちこちで土砂崩れが発生し、道路が寸断、また雨が強まれば避難指示が出るので、自宅の後片づけもままならず、着の身着のままで避難してきているので、きめ細かな情報も入らず、避難所で悶々とした日々を過ごし、ストレスが溜まってるようです。そんな中、少しでも気分転換できるような取り組みが必要のようです。ラジオ体操をしたりしていると、少しずつ気分も明るくなり、顔色もよくなり、笑顔がこぼれます。
そして、中津江地区の中には以前から「中津江村づくり役場」という「住民自治組織中津江村振興協議会」が存在し、その活動内容は、住みよい地域を維持するために、住民みんなが困りごとの解決や地域振興に取り組むことです。基本目標には、「足りないものは自分たちで補いながら」、「欲しいものは自分たちで作っていく」、「なんでも相談できる場所を目指そう!」を掲げています。水害の活動では、日田市内のボランティアセンターからボランティアさんが来るとなると車でも40分くらいかかってしまうので、この地元の協議会のみなさんが中津江の地域でもボランティアセンターができないか、検討しているそうです。まさに、基本目標の「足りないものは自分たちで補いながら」を実践しつつあります。コロナ禍により、県外からの支援が届かないいま地元の住民さんが立ち上がろうとがんばっています。今後も地元の人材を発掘しながら、支援活動を展開していきます。(現地報告ここまで)                       

 また、現在ボランティアは県内に制限されていて、被災地では自宅の前に「ボランティア求む」などの張り紙がされていたり、現地からもボランティアはほとんど見ないという声が散見されます。
 今日15日の神戸新聞にCODE災害援助市民センター理事長で兵庫県立大学室崎益輝教授が「今回の豪雨では、県境を越えての移動はウィルス感染のリスクがあるということで、外部からのボランティアを締め出すことになった。その結果、必要なボランティアが集まらず、被災者が困り果てる状態になっている。」と、続けて「そして、ボランティアが被災地に感染を持ち込むリスクがあっても、すべてのボランティアを断ってはいけない。PCR検査など最大限の感染防止策をとりながら、被災地の再建に欠かせない、経験豊かなボランティアは、呼び集めなければならない。」と述べています。
 当センターも感染防止には最大限留意しながら、現場とご支援頂いているみなさんとともに、それぞれの持ち場でできることをしていきます。
 そして、今週19日(土)には、日田市で活動しているリエラのみなさんと、水害に遭われた住民さん、昨年水害被害を受けた佐賀の住民さんそれをサポートしている武雄市のおもやいボランティアセンターや弁護士などのみなさんが参加し、オンライン相談会を開催予定です。被災地から被災地へのリレーが始まっています。みなさん引き続きどうぞご支援よろしくお願いします。
                             (事務局 増島 智子)

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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