「2020年7月豪雨災害」発生後、7月中旬に初めて被災地球磨村に入って以来お世話になっている球磨村渡(峯・島田)地区区長大原伸司さんに出会い、以後情報交換をさせて頂いています。本支援レポートでも、大原伸司さんについては折に触れて紹介させて頂いていますが、大原さんのお声がけで渡地区の区長さんが集まり、10月17日の土曜日に発災後初めての区長会が開かれました。球磨村の村長さんも少し参加されたようです。
同会の中で、被害に遭った「特別養護老人ホーム千寿園」の発災直後のリアルな話も出たようです。大原さんが驚いたのは、次のような地域との連携があったそうです。あまりマスコミなどではこのような内容については紹介されていないようなので是非紹介したいと思います。
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千寿園のあった渡第5地区の中の小川集落は平時より防災訓練と勉強会をしており、連絡網もそのひとつ。災害当日は区長の判断で全員避難と車両の移動を迅速に行った。千寿園では小川の住人が訓練していたタオル担架やロープで40人程利用者を2階上げた。そのうち持ちこたえていた強化ガラスがパンと割れ、泥水が崩れ込み、渦となり自分達の命を守るのに精一杯だった。―
この千寿園の救出の話というのは、マスコミでも職員や消防団の話は出ていましたが、こうして地域の訓練が施設の救助に役立ったというのは珍しいことだと思います。災害の多い日本において地域防災の重要性は強調されますが、いざとなるとこのように対応することは難しく、厳しいものがある中で見事な連携プレーだと思います。残念ながら犠牲者も出てしまいましたが、あらためてしっかり検証することで、次なる災害時のことを想定した対策に役立つのではないかと思われます。
大原さんは4月に新しい区長さんになったばかりなので、同じ渡地区の取り組みではありますが、こういう連携が必要なんだと痛感されたようです。とりわけ被災地渡では、もう冬支度が急がれています。仮設住宅に入居された方も少しずつ増えています。でも一方でまだ避難所生活や在宅避難をされたままという方もおられます。いよいよ、渡地区の区長さんも情報交換をされ、これから復興というフェーズに対しての活動に奔走されるでしょう。
まだまだ被災地の支援が必要だと思われます。今後とも引き続きご支援をよろしくお願い致します。(村井雅清)
〈〈まだまだお米を集めています!〉〉
みなし仮設住宅を含め、ぼちぼち仮設住宅に移行し、また家族や親戚のお家に避難されている方が増えてくる中で、お米は本当に喜ばれています。また直後は水、電気、ガスというライフラインが途絶され、不自由な在宅避難をされていた被災者もライフラインが復活し、在宅で調理をしたりされますのでお米は欠かせない食料になっています。
先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
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https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
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・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。