今日も被災地には容赦ない日差しが照り付けています。お盆を迎える準備のお手伝いが続いています。ひと時ご先祖様とゆっくりお盆を迎えてほしいです。
無事に村井顧問も戻ってきました。暑さが厳しかったようで黒く焼け、少しやせたようです。以下現地での活動報告です。(増島智子)
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球磨村渡地区糸原集落に行きました。この糸原集落は14世帯で、唯一外部とのつながりは「小川」(川の名前です。)にかかっていた橋1本のみで、それが流されて孤立したようです。公民館が川に一番近いところにあったので浸水したけれど住宅は急坂の坂の両側にへばり付くように建っています。なので住宅の被害はほとんどないようです。それでも3週間人吉に避難していて、ここ最近帰ってきたばかりと。とにかく早く集落に帰りたい一心で、自分たちで車が通れるように道をつくり、車のない人のために吊り橋をつくり、水道管が壊れたのでこれも自分たちで直しと、たくましい人たちでした。自分たちで石や砂利を敷いて車が通れるように、その上に行政がセメントコンクリートを流して固めました。それが昨日完成したそうです。私はつり橋も渡りましたが、車道も歩きました。どちらも外部のものが通ったのは、もしかして私が一番かも?村は正式には住みなさいとは言っていません。凄い逞しい人たちです。「とにかく帰りたい一心で」となんども繰り返していました。区長さんと隣にいる物知り博士さん曰く、「ここは上にダムがあり、山崩れが心配で朝の3時ごろから坂道から離れて、できるだけ道の反対側に避難したとのことでした。普段からお互いのつながりが強いから、自分たちでできることは自分たちでという精神が当たり前のように発揮できたのでしょう。明るく、楽しい区長さんでした。
西日本新聞(8月13日付け)では、熊本県7月豪雨災害対策本部は、12日「19集落車両通行できず」と発表。「孤立集落は解消されたが、被災から1ヶ月以上がたっても、球磨村11、八代市3、山江村3、相良村2の4市村19集落への道路は車両で通行ができないままだと」ちなみに、糸原集落は、数日前から集落の住民が助け合って仮復旧として車が通れるようにしたのが11日と言われたが、公式の工事ではないので先述した19集落の一つに数えられるのでしょう。インドネシアでいうところの「ゴトンロヨン(相互扶助)」とイスラム独特の助け合い精神が発揮された典型的なPOSKOではないかと思えます。日本版POSKOは、「困ったときはお互いさま」の行動であり、その行動が長い復興のステージまで続いて行けば、地方分権の原理を体現する「補完性の原理」であり、災害時における根本的な仕組みではないかと思えます。(村井 雅清)
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〈〈緊急のお願いです!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。当センターで集約し、必要な物資集積場に届けたいと思います。とりあえずは、球磨村の被災者に配布させて頂きます。また、梅雨が明け、本格的な夏を向かえると、泥が乾燥し、粉塵が舞い上がります。そのために一般のマスクではなく、“防塵マスク”を集めますので、併せてお願いします。まだ引き続き募集していますので、よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代・マスク代」とご記入ください。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。