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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第36報

今日も被災地には容赦ない日差しが照り付けています。全国でも熱中症により救急搬送された人が増えています。被災地では、在宅避難をしている方もいらっしゃるので、この暑さで体調が心配です。まだまだ被災当時と変わらない風景が谷筋の集落、至る所に広がっています。熊本県内でも大学や企業などでコロナが発生し、ボランティアバスも次々とキャンセルになり、とにかく人出が足りないと聞きました。被災地にとっては厳しい状況が続いています。県外からもっともっと知恵を出し合い、被災地に寄り添えるようにしていきたいと思います。みなさん力を貸してください!!
以下現地入りしている村井顧問の報告です。(増島智子)

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 今日は1週間ほど前にやっと、通行許可証を持っている車両のみの通行ができるようになった芦北町白石地区を訪問してきた。当初は人っ子一人もいないなぁと被災家屋のみの廃墟なってしまったのかと不安であったが、一人の女性の姿が見えた。少し当時のお話を聞かせて貰っているうちに「夜はどこに避難されているんですか?」と尋ねると、「水俣に実家があり、そちらに」とのことで、同行した水俣の谷さんと会話がはずんだ。「築20年の家だったが、主人が足も悪く、私はもう恐いのでここの再建は諦めようとね・・・・・」「あの日は朝5時くらいに水が堤防を越えて、主人が足が悪いので、早めに避難しようと思い、大事なものをまとめて表に出たら、もう膝くらいまで水に浸かった。区長さんに連絡して、集会所の鍵は私が持っているので避難できるように開けた。」「とにかく水位が見る見るうちに上がって来たので、ここでは危ない!と裏のお堂に移動したが、ここでもダメだ!と高台にある区長さん所有の空き家に避難した。」区長さんは「ピークは11時頃か、1階の天井近くまで。ここ白石地区は2階屋が多いけど、平屋の家はこのように屋根瓦しか見えないほどの水没」「30人がこの高台にある空き家に避難した」「視力障害者と足の不自由な人もみんなで助け合ってここまで避難できたので、幸い亡くなった人はいない」「空き家に残っていた米でご飯を炊いたが全員に行き渡らないだろうとお粥にした」

先の水俣が実家の女性が、私たちと話していると、一人の女性が車で通り窓越しに手を振ったので、その人も手を振り、「みんな怖い思いをしたけど、助け合いもし、なんか絆が深まったね!」と屈託なく笑った笑顔が印象的だった。ここでの再建は諦めたけど、しばらく時間がたつと、貴重な体験はきっと絆を諦めないだろう。最後に車に残っていた米30㎏(沖縄の石垣島と神戸からのひょうご米)をお届けして白石を後にした。(村井 雅清)
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〈〈緊急のお願いです!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。当センターで集約し、必要な物資集積場に届けたいと思います。とりあえずは、球磨村の被災者に配布させて頂きます。また、梅雨が明け、本格的な夏を向かえると、泥が乾燥し、粉塵が舞い上がります。そのために一般のマスクではなく、“防塵マスク”を集めますので、併せてお願いします。まだ引き続き募集していますので、よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代・マスク代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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