「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO2

昨日7/11の午前中に、広島市安芸区の被災地に入った頼政代表からのレポートが来ましたので下記に紹介します。

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昨日は広島市安芸区の避難所(畑賀小学校)を回りました。避難者は夜間になると30名くらいとのことでしたが、日中は10名程度で少ないです。高齢者の避難が多く、冷房が入っておらず扇風機での対応。ダンボールベットや間仕切りはなく、マットに毛布で寝ている状況でした。
断水もしているので、水は届いているけど、お風呂は入れていないかもしれません。入り口に陣取っていた自主防災会の方と話しましたが、ボランティアは社協に行ってくれ、と言われあまり中には入れませんでした。
しかし、近隣地域は避難指示が出ているため、ボランティアはあまり入ってきていないということでした。場所は、JR安芸中野駅の近隣です。小学校は少し高台にあるのですが、その麓では、すでに住民による作業がかなり行われていました。そのエリアだけでも数十件被災していそうで、他のエリアも被災しているので、やはりミニボラセンを各地に立てて行かないと1カ所のボラセンでは、対応しきれないと思います。

午後からは、NPO連携会議に出席し、その後県庁のD-mat事務局とお話をしました。県庁では医療チームにも避難所情報は全然入ってきていなくて、保健部局で情報管理をされているようです。民間の支援をどう捉えているのかわかりませんが、昨日のNPO会議に出席していた保健福祉部長の感じでは、今のところ民間の支援は必要ないというニュアンスでした。これだけの大規模災害です。官民連携が当たり前になっている昨今、また災害対策基本でもボランティアとの連携が呼びかけられているのです。もっとNGO/NPO/ボランティアとの連携を求めてもいいのではと思います。
(頼政良太:広島安芸区より)

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口座名義:被災地NGO恊働センター
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「平成30年7月豪雨」レポート―NO1

今回の梅雨前線による大雨は、標記のように「平成30年7月豪雨」と命名されましたので、本号よりレポートも標記のようにさせて頂きます。

さて、この豪雨災害による被害実態が、日々刻々と深刻な実態が浮き彫りになり、身につまる思いです。水が引き、遺体が確認されたという報道には、声も出ず手を合わせるしかございません。一方、ボランティアの受け入れ態勢も少しずつ整いつつあるようですが、交通網が寸断されていることもあり、厳しい状態のようです。

当NGO には、災害発生直後から東日本の被災者はじめいろいろな方面から支援や激励の電話が入り、すぐさまご寄付も頂戴している次第であります。ほんとにありがたいことです。今朝から代表頼政良太が広島に入り、続いて13日(金)から増島智子を広島に派遣します。また、兵庫県丹波市の支援に14日(土)村井はじめ5人で入ります。

昨日は東日本大

震災の際、後方支援でお世話になった遠野市および遠野市社会福祉協議会から大量のタオル、土嚢袋が、また高野山真言宗社会人権局から、片道3時間半をかけてタオル、水、スコップ、土嚢袋などを届けて下さいました。加えて宅急便にて、岩手県釜石市不動寺や同県陸前高田の被災者からタオルや土嚢袋が送られてきました。今日も、朝から続々と事務所に救援物資が届いています。(神奈川:総持院、和歌山:佐々木様、北海道:阿部様)

こうした被災地リレーの支えあいが広がりつつあることを実感しながら、いろいろな豊かな人のつながりによって、「支えあいの輪と和」が広がっていることを実感させられます。
ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、被災地は水や泥との格闘で、更にその上に連日過酷な猛暑との戦いであり、ほんとに意地悪な“おてんとさん”です。今は、少しでもボランティアとしてお手伝いや寄り添いしかできないが・・・・・、ため息が出るばかりで地団駄を踏んでいます。
是非みなさま、どんな小さなことでも、各々のできることをしましょう。募金をすることも支援、メールで励ますのも支援

です。でも、一方でもし自分が被災者になったらどうすればよいのかということもこの機会に考えておく必要があるのではないかと痛感します。
なんとか踏ん張りましょう。“まけないぞう!!”

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明日(7/11)よりスタッフが現地入りします

被災地NGO恊働センターです。

明日(7/11)より頼政が広島に入ります。その後、スタッフ増島も現地入り予定です。

兵庫の支援も引き続き行いつつ、支援活動を展開していく予定です。ご支援ご協力よろしくお願いします。

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梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-3

梅雨前線の影響による記録的な被害が日を追うごとに拡大しています。多くの方が犠牲になり、心よりご冥福をお祈り申し上げます。まだ救出されていない方もいるようですが、被災者のみなさまにはお見舞い申し上げます。

私たちは、昨日に引き続き兵庫区内の被災現場での泥出しを行いました。泥出しのお手伝いを急きょ呼び掛けにも関わらず、関西学院大学の学生、神戸大学学生震災救援隊のなどの学生、CODE未来基金の若者など総勢15名ほどの人たちが集まってくれました。

現場に行くと雨があがり、住民の方が避難所から戻りすでに泥出しをはじめていました。前号でお伝えしたようにこの地域は高齢者の方が多く、一人での泥出しはかなり厳しいものがあります。お声がけさせて頂くと「ありがとうございます。一人で片付けようと思っていたのですが、とても今日中には終わらないので、手伝って頂いて助かります」とおしゃってくれました。学生たちの若い力がどんどん土砂をかきだしてくれます。
住民の若い人たちも、「ここら辺はお年寄りばかりだから、みんなでやらないとできないよ!他の被災地をみたら、ここは比べもんにならんしな。!」と、スコップを持つ手も力強いです。小さな小さなコミュニティですが、困ったときはお互い様で住民自身が助け合っている姿がとても心地よかったです。

この地区は、かなりの細い路地で業者の車がはいれない場所があり、そんな場所は、住民の方がミニのユンボを出してくれて、重機が入れるところまで掻き出していました。学生ボラティアも重機が入らないところは、水を含んだ重たい土砂をバケツリレーで一生懸命運び出してくれました。業者の人達も汗だくになり、側溝に詰まった土砂をかきだしたり、スコップですくいあげながらをゴミ収集車に入れていました。

神戸市内もそうですが、他の被災地でも山肌をぬうように家屋が立ち並んでいるところは、人海戦術でないと土砂が運び出せないこところもあると思います。各被災地でたくさんのボランティアが今後必要になってくると思いますので、それぞれの被災地でお手伝いをぜひよろしくお願いします。

最後、片付けが終わって前号で紹介した70歳代の男性にあいさつにいくと、「ほんま助かったわ~。みんなにお礼をいっといて!」と涙ながらに“ありがとう”と言ってくれました。ボランティアのみなさんありがとうございました!
(増島 智子)

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梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-2

梅雨前線の影響による記録的大雨被害は日に日に拡大しています。気象庁が大雨特別警報を発令したのは、過去最大の11府県に及ぶとのことです。

当NGOは、昨日事務所のある同じ兵庫区の山裾で発生した土砂災害地域に流出した泥や木屑の片付けに行きました。3日前に被害の確認をした上での作業ですが、その時の山から噴出す鉄砲水の勢いには驚いたのですが、以後雨は降り続いているにもかかわらず、その鉄砲水は治まっていたので、カッパを着て泥を土嚢袋に詰め、今後に備えて家々の入口付近の強化をしてきました。今日は、神戸大学や県立大学、関西学院大学の学生さんたちと一般の人たち総勢16名ほどで片付けに行きました。
そもそも3日前に訪ねて来たときに出会った被災者宅が、丁度その流れて来る泥と水を一手に引き受けるかのごとくその家に集中して襲いかかるという事態になったのです。その家の70歳半ばの男性が孤軍奮闘していたので、お声がけをし少し手伝ったことから、この地域の片付けのお手伝いをすることになりました。

私たちが被害の状況を写真に収めていたときに、「物見遊山に来たんか!」「新聞やテレビは大きな被害しか見ない。こんな小さな被害でも大変や!」と怒りを私たちにぶつけていました。「ごめんね、今テレビで見て心配して見に来たんやけど・・・・・、何かあればお手伝いしますよ!」と返したら、顔色が和らぎ、「ありがとうな!」と笑っていました。
でも、こういう被災地の気持ちを考えると、「そうだよなぁ・・・」と理解できるけれど、正直複雑でもあります。そして、都市の脆弱性やコミュニティの希薄さなどが課題と取り上げられている中で、現実に超高齢化社会の中で、ギリギリの助けあいや支えあいをしている姿に「厳しいなぁ!」と感じざるを得ません。これが都市の現実なんだということを私たちはしっかりと受け止めなければならないと痛感しました。

前述の男性は、日々孤軍奮闘しつつ近くの足の不自由なお宅の家の前に土嚢を積み上げたり、「この上の方の一角に土砂が入り、土嚢が足りないから欲しい!と言われていたので持って行くわ!」と、雨が強く降るなか重たい土嚢を届けていました。そこに若い女性も加わり、その男性をフォーローするように寄り添い、私たちに指示を出してくれました。その一角の地域は、山から流出する鉄砲水の余波で、その一角にも流入したようで泥が私道に溜まってしまい、水も抜けない状態になったようです。また「ここには、独り暮らしのおばあちゃんがいて、いまは避難しているけど、家の前に土嚢を置いてくれへんか」と、小さな小さな支えあいがそこにはありました。今のところ自治会が対応されている訳ではありませんが、被害が超局地的であるためか被災者とその近隣の人たちで助けあいをしていることが痛々しいほど伝わってきます。超高齢化社会の中での都市における状況を気づかせて頂きました。もし南海トラフ大地震が想定どおりに発生した場合は、こうした地域が襲われる可能性は大であり、その時には人力の限界も容易に想像できます。結局は、「この地域のように、できることは自分たちでやろう!」という支えあい、助けあいの精神がその後の“復興バネ”の一歩となるのだろうと学ばせてもらった一日です。

今回の片付けボランティアのために、いろいろ資機材も購入しなければならないので、心苦しいですが寄付を頂戴できれば幸いですよろしくお願い致します。
(村井雅清)

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梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-1

7月初めからの活発な梅雨前線による大雨被害が、西日本や東日本まで広範囲に広がっています。土砂災害が原因で亡くなられた方々、洪水の影響で流されて亡くなった方々など全国で十数名の人的被害が出ており、心からお悔やみを申し上げるとともに、甚大な被害に遭われた方々にもお見舞いを申し上げます。

この雨が降り出してから、まず思ったのは大阪北部地震で一部損壊といえども特に屋根瓦の損傷被害を受けた被災者のお家の雨漏りでの浸水被害が心配ということでした。プロの職人さんやボランティアの経験者があつまり懸命の応急措置をしていた矢先の二次、三次被害となったことと思います。地震以来日々、ボランティアにあたっている人々がなんとか、大阪の被災地に留まって欲しいと願いながらも、次から次に被害が拡大し、止む得ずご自分の故郷の被災地に戻られる方もおられるでしょう。自然のいたずらの前には対処の仕様がないほどです。


当NGOの本拠がある神戸市内においては、土砂災害による局地的な被害が相次いでおり、当NGOのスタッフが被害調査と同時にスコップなどの道具を提供を行いました。


一方で、梅雨前線が長い時間滞留し、大雨特別警報(数十年に一度の大雨になりそうなときなどが対象)が京都、兵庫、鳥取、岡山、広島、福岡、佐賀、長崎、岐阜の9府県に出される事態となっています。今後はさらに関東や東北、北海道にも被害が出ることが予測されます。今回の大雨災害は、相当広範囲に及ぼすために、可能な限りその地元の人たちによるボランティア活動が不可欠ではないかと思いながらも、被害の格差があるためにどうしても甚大な被害の方にボランティアが集中することもあると思います。被害の大きなところにたくさんのボランティアが駆けつけることは、ありがたいことですが、被災地が広い地域にまたがっているため、是非関係者の叡智を絞り、広域での被害対応の実践知を紡ぎだしていかないといけないと感じます。(頼政 良太)

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