本支援ニュース第137報では、「POSKO個庫茶屋メンバー」の成り立ちについて紹介しました。熊本地震(2016)の被災者支援として、手作りの帽子や新鮮野菜、生活雑貨などの救援物資を届けることが第一歩でした。昨年の水害後も、まず代表Sさんのガレージ付きの2階建てのはなれに、救援物資として食器・衣類・寝具・電化製品などの生活雑貨、そして被災児童のためにランドセルも集め、被災者には大変喜ばれてきました。当NGOが全国のみなさんに協力を呼びかけ、集めたお米もこのPOSKOから被災者の手にわたってきました。
こうしたインドネシアで災害後に自発的に生まれる被災者支援の拠点=POSKOが、9ヶ月後の今年の3月には、ガレージに残りつつある衣類を解体し、帽子・保育園児の遊戯服・雑巾・アームカバー・ぬいぐるみなどに利活用する「物づくり工房」へと転換し、以後ミシンを4台(内3台は家庭内労働ならできると貸出)確保して、いわゆる収益事業へとシフトされたのです。
被災者がここに救援物資を貰いに来られたときに、ミシンを使っての縫製作業を見て、「私もやってみたいわ!」と言われると、「一緒にしましょう。初めてでもすぐできるようになるから」と言って被災者を仕事づくりに参加して貰うと言う形で支援を受ける側から、誰かの役に立つ側にまわるという被災者自身と支援者が一緒になって、暮らしの再建に向かうという活動に転換されました。
こうした仕事づくりが生き甲斐につながるという活動は、災害後の暮らし再建のきっかけづくりになり注目されるでしよう。政府は2018年年末から、災害時の避難行動は「住民主体(被災者)で」と強調されてきましたが、平時においても住民主体というのは当たり前で、個庫茶屋のように支援と受援が一体となるような支え合いが平時から行われることが大切だと思います。次回は月一回のリヤカーマルシェを紹介します。
(村井雅清)
〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
昨年7月4日に豪雨災害が発生し、まもなく1年になります。それでも被災地にお米を、しかも「同じお米を送るなら美味しいお米を!」と銘柄にこだわり、送って下さる方が途絶えません。ほんとうに心から感謝致します。お米はほんとうに喜ばれます。仮設住宅を訪問していても、お独り暮らしの方々も「お米は自分で焚きます」という方ほとんどです。今後ともよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。