「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO13

気のせいか水害関連の報道が減って来たような気がします。ボランティア志願者の関心が薄れるのが心配です。まだ避難指示解除ができていない人たちが23,000人もおられます。
また避難所等に避難されている方々は、約4000人とのこと。
一方で、今日中にはすべての断水が解消されるようです。そして広島県坂町、愛媛県大洲市、西予市、岡山県倉敷市では仮設住宅の建設が始まりました。「みなし仮設」についてはすでに受付が始まっていますので、被災者はとりあえずの住まい確保の計画を立てることになるでしょう。

しかし、これまでの経験から可能な限り期限を決めずに、じっくりと考える時間を提供して欲しいと思います。政府は、熊本地震の際にも採用したフェリーの一時避難所使用を今回も倉敷市で採用しました。熊本では充分に活用されなかったとも聞きますが、他方少しの被災者でも活用されるならば、選択肢が増えるので継続して頂きたい。

ところで被災地でのボランティア活動も、保育ボランティアが現れたり、避難所での足湯ボランティアが動き出したり、東日本大震災でも注目された「大切な思い出を失わないように、写真洗浄ボランティア」(毎日新聞夕刊、018・7・24)も登場しました。まさにボランティアの多様性の本領発揮ではないでしょうか?長期戦を前にして、多彩なボランティア活動が期待されます。

もう被災者は披露困憊の上に、先々の生活設計に関する不安、避難生活のストレスなどから「災害関連死」が懸念されるところです。せっかく大災害を乗り越え、生き延びたにもかかわらずその後の避難生活でのストレスやエコノミー症候群発症で命を落とすということだけは避けたい。専門家の方々とボランティアが連携してさまざまなサービス提供をすることで関連死を防げることもあります。被災者の「自助」といろいろな関係者との「共助」が効果を発揮します。是非、一人でも多くの方がボランティアに参加しましょう!!
(村井雅清)

8月5日(日)神戸からボランティアバスを出します。希望者は、被災地NGO恊働センターまで申し込んでください。
詳細はこちらを↓
http://ngo-kyodo.org/201807gou/2018/07/23/

★災害救援金を募集しています。
ゆうちょ銀行一一九(イチイチキュウ)店 当座0068556、郵便振替:01180-6-68556
口座名義:被災地NGO恊働センター
*「201807豪雨」と明記下さい
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