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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第153報

(*お詫び:前号152号で、一部文字化けがありました。原因が分からないのですが、「祭りの準備=暮らしを�!��てい���。」となっていますが、「祭りの準備=暮らしをしている。」でした。ご迷惑をおかけしました。) 

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―5>
さて、前号で紹介した片田敏孝教授のコメントの最後に、「今、日本の防災に求められることは、自然は時には抗えないことを前提にした防災への回帰なのではないだろうか? 」と問うている。災害と向き合うということは、この問いかけは根源的な課題だと思う。古くは、『方丈記』で4つの自然災害(大火、竜巻、飢饉、地震)について語っている。水害については、現代語訳で紹介すると「{15}養和のころだったかと思うが、ずっと昔になってしまったので、確実に記憶しているわけでもない。二か年のあいだ、どこもかしこも飢饉になって、あきれるようなひどい事態だった。ある年は、春と夏に旱魃、ある年は、秋と冬に大嵐とか洪水とか、わるいことがつぎつぎに続いて、農作物は全然みのらない。こうしたわけだから、ただ骨折り損に、春の耕作と夏の田植えだけはやっても、秋の稲刈りや冬の収納というにぎわいがない次第だ。{17}前の1年が、こんなふうで、やっと終わった。年が明けたら、よくなるだろうと期待したのだが、それどころか、飢饉の上に伝染病までが加わって、悲惨は増大する一方、まるでめちゃめちゃだ。(後略)」と記述がある。(『方丈記』鴨長明 簗瀬一雄訳注 現代語訳付き 角川ソフィア文庫より引用)

さすがに枕草子」「徒然草」と並んで名著と称賛される「方丈記」だと感心させられるが、2014年の広島土砂災害に始まり、毎年豪雨災害や土砂災害、そして昨年は7月豪雨災害と水難続きで、その上新型コロナウイルス感染症が併発し、“飢饉”といっても決して過言ではない惨状もあるのが現在のこの国であると言えないだろうか?まさに片田教授が言われるように、「自然は時には抗えない」のは事実だろうが、災害前の備えの不備、そして災害後の人災と言える対応等も看過することはできない。政府は「被災者主体で」と叫ぶならば、こうした災厄を乗り越えるには、どうすればよいのか、ほんとうに真剣に考えて欲しい。そう言えば、パン工房に使う麦はメンバーの関係者の麦畑から提供されるのだが、この梅雨で「早く刈り取らなければ・・・・」と心配されていた。ちょうど「刈り取って原麦が届きました!」と朗報が入った。農作物は待ってくれませんからね!(次に続く)(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第152報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―4>
前号で、みんなが助かるにはどうすればいいのか?と投げかけた。昨年から続くコロナ禍において、菅義偉総理は「誰一人とり残さず、国民の命はまもる」と繰り返している。そして当NGOは26年前の阪神・淡路大震災後に発足したが、あの時から「一人ひとりに寄り添い」「最後の一人まで救う」と言い続けてきた。同じことを言っているように聞こえるけれども、何か違う?何が違うのだろうか?それは、私たちNGOはあくまでも暮らしの延長で考え、虫の目で見て行動している(鳥の目でも見て、考えているが。)菅義偉総理は組織のトップとして、トップダウンで上から見おろして発言している、この違いだろうと思う。個庫茶屋メンバーの活動は、メンバーの各々が虫の目で地域に暮らし、その延長として行われている。暮らしの延長とは、例えば5月に入ってオープンした「パン香房むぎ」では、地元で育てた麦から挽いた小麦粉を使っている。輸入物を使うのとは魂の入り方が違う。そうしたプロセスの中で、麦畑で麦踏みをしているSさんのお顔を浮かべ、早朝から仕込みをしてパンを焼くAさんの顔が浮かぶ。Aさんも、Sさんも被災者だ。というふうにいわゆる小さな地域における一人ひとりの個が尊重されて、そこに暮らしがあるということでしょう。普段着のこうしたつながりが、いざ災害に遭うと、率先して誰かが救援に走り出すと、地域のつながりが動き出す。だから、みんなが助かることにつながるのでは。前号で例として祭りのことを出した。祭りは、何日も前から準備し、そして本番を迎える。そのプロセスでは、地域の人間関係がどれほど大切かを感じつつ、祭りへの準備=暮らしをしている。ある地方に行って喫茶店に入ったとき、店主が「ここでは、祭りのために1年が回っているよな!」と常連さんと話しているのが耳に入ってきた。

さて、2018年の西日本や中部地方襲った水害では200名を超える尊いいのちを喪った。その原因は「避難して下さい!」「いのちを守る行動をとって下さい!」と叫び続けても、実際に避難行動をとった人は、全体の極わずかであることが明らかになっている。この現実を受けて、2018年の暮れに政府での関係者によるワーキング・グループがまとめたのは、「災害時における避難行動は、行政に頼らず住民主体で考え、行動するように」ということでした。同ワーキングのメンバーの一人片田敏孝教授は下記に紹介している発言をし、「限界」であることを認めている。こうした意見を踏まえてのことか、政府は「住民主体」であり、「自分のいのちは自分で守る」ことを強く望んでいる。しかし、とりわけ災害の度に人はひとりでは生きて行けないと実感しているので、自分だけでは守れないことは明らかで、だからこそ地域でみんなが助け合う知恵を生み出すことが大切だという事ではないか。(次に続く)(村井雅清)

(*片田敏孝;日本の防災が混迷を深めている。ハード対策にもソフト対策にも限界がある。災害対策基本法に則った行政主導の防災にも限界がある。予知・予測にも限界がある。科学で解明し技術で制御しようとするこれまでのわが国の防災に、明らかな限界があることは認めざるを得ない。それがここ最近の大規模災害を経て、やっと国民にも、行政にも、学界にも理解されはじめた。(中略)今、日本の防災に求められることは、自然は時には抗えないことを前提にした防災への回帰なのではないだろうか?  
片田敏孝(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター(CIDIR)特任教授)「CIDIRニュースレター42号・2019・3・1より)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第151報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―3>
 2018年7月豪雨災害で甚大な被害に遭った岡山県倉敷市真備町では、死者の8割が要援護者でした。関係者にとっては大変衝撃的な結果となりました。 おそらく災害時の備えの取り組みとして、平時から「誰が、誰を助ける」という活動をされていたのでしょう。にもかかわらず、このような悲惨な結果を招いたが、誰の責任でもない。「犯人捜し」をするのではなく、「誰が、誰を」という発想に限界があったのでは、とあらためて「備え」の在り方を見直すことが求められているのではないでしょうか?前号で述べたように、発想の大転換をし、「誰一人おきざりにせず、みんなが助かる」ための知恵が求められるのではないかと思います。前号で紹介した著書に書かれているのですが、例えば、1年に一度正月より賑わう地域の祭りに注目しようということです。その祭りには、普段地域を離れている若者も帰省して参加されると思います。おそらく正月よりも、その祭りの方が盛り上がるというケースは少なくないでしょう。ただ、こういう時に災害時要援護者と言われる人たちにも、“誰一人おきざりにせず”、遠慮をさせずに、喜んで参加してもらえるような働きがけをしているでしょうか?

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第150報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―2>
 さて災害時(複合災害を含めて)におけるボランティア減少を補完する課題は、どうすればいいのでしょうか?その答えが、個庫茶屋メンバーが熊本地震(2016)から続けてきた“普段着の支え合い”にあるのではないかということです。
おそらくこれまで紹介してきた個庫茶屋メンバーの活動を読んで頂くと、「これって、私たちの地域でもやってるよ!」という反応を多くの方がされると思います。ただ、敢えて“普段着の”とつけているのは、いわゆる平時の災害の備えや災害時の助け合いをしっかりと取り組んでおられる、いわゆる「自主防災組織」とは、少し違うイメージかも知れません。「どこが?」と聞かれても上手く表現できないのですが、“ふ・だ・ん・ぎ”なのでしょうね?

そもそも大規模災害の場合は、外部からの支援はすぐには届きません。また、被災現場から「SOS」を発信しても(現実には被災が激しくSOSを発信することすらできないケースが多い。)多彩な支援団体や救援組織、その属する基礎自治体には届かないものです。となると、辛くても、しんどくても外部支援が届くまでは、その場に居る被災当事者やその関係者(友人・知人や親戚など)で、耐えるしかないということになります。だから可能な限り、災害に遭ってはじめて大変な体験するのではなく、平時から被災することを前提に「備え」ておかなければならないということです。ただ、これまでの悲劇的な事例から考えると「備え」として取り組む時には、例えば「誰が誰を助ける」というパターンではなく、「誰もが助かるには?」という発想の転換が必要ではないでしょうか?(次号に続く)(村井雅清)
(*参考文献:『誰もが〈助かる〉社会 まちづくりに織り込む防災・減災』(渥美公秀・石塚裕子編、2021年3月11日新曜社発行)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第149報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―1>
これまで個庫茶屋メンバーさんの成り立ちおよびこれまでの活動内容などを可能な限り詳細に報告して参りました。ただ、絵画教室については大工さんが超多忙のため、工事が遅れており未だ完成していないという事情なので、完成しましたら都度ご報告致しますのでご容赦下さい。
 さて、今回一般社団法人Civic Forceさんからのご支援が個庫茶屋メンバーさんへの決定したことは本ニュース136報でお伝えしました。
 (*公益社団法人Civic Forceさんが同法人のHPで、個庫茶屋メンバーさんの紹介をしてくれていますので参考までにご覧ください URL→https://www.civic-force.org/activity/activity-2350.php

そのHPの紹介タイトルは“【COVID-19】住民主体の地域づくりを続けるPOSKO「個庫茶屋メンバー」”となっています。今号から、しばらく不定期ではありますが、この住民主体の地域づくりを担っている個庫茶屋メンバーの「普段着の支え合い」が災害後の支援の在り方にもたらす意義について書いて見たいと思います。ご存じのようにコロナ下の中で発生した昨年の7月豪雨災害は新型コロナウイルス感染症との複合災害となったことが大きく影響し、いつものように全国から災害救援ボランティアが現場に入るということが叶わなくなったのです。ただ、熊本の被災地の場合は、熊本県内からのボランティアはOK!となりました。(後に九州圏内はOK!に範囲を広げましたが・・・・・。)
 こうした感染症との複合災害となった場合に、特にボランティア不足が深刻な課題となります。とは言え、ここ数年を振り返って見ると、年々被災地にかけつけるボランティアは減少傾向になっていたことも事実なのです。ということは、特に災害が多発するこの国において、支援のためのボランティアの減少をどのように解決すればよいのか?私たちに求められている課題ではないかと思います。(次号に続く)  (村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第148報

前号に続いて石蔵の話です。この石蔵は人吉市にとっても石造建築物としては大変貴重な文化遺産でしょう。天然の石を積み上げて造られたもので、天井も高い所は5㍍ほどあるため、例えばここで奏でる音楽は実にいい音を響かせます。先日お邪魔した時には、ごく小さなスピーカーでCDに録音したクラシック音楽を聴かせて頂いたのですが、スピーカーを石の方に向け、反射するようにセットした場合と、スピーカーを視聴者の方に向けてセットした場合とは微妙に音が変わります。天然の石なので表面は平らなものではなく、いろいろな凹凸があり、同じ石は二つとないでしょう。ということは、音がこの多様な表面にあたって跳ね返り、その音がまたさまざまに共鳴するという、いわゆる“アンサンブル”のような効果を醸し出すのではないだろうかと推測します。  

この石蔵の使い方として、一つはミニ・コンサートなどを開催するということが考えられます。先日も人吉出身の海外で活躍している歌手が訪ねて来られ、アカペラで歌い、「いい音ですね!」と感激されたそうです。この石蔵は明かり取りの窓が小さいため灯りを付つけなければかなり暗い空間になります。コンサートなどにはその暗さがちょうどいい雰囲気を醸し出しますが、その暗闇のような空間を盛り上げてくれているのが、地元の高校生がペットボトルを再利用して作った手づくりの“ミニ・ランタン”です。石蔵に添わすように並べると、非常に神秘的な明かりを灯します。明り採りの小さな窓はステンドグラスをはめようというアイデアも出ています。でも夕日が差し込むと、信じられないような灯りが石蔵内を照らします。この夕日が差し込むところに大きな仏像を置けば、夕日が映えるだろうなと思ったりしました。今のところは、窓と天井の木組み以外は、そのままで活用しようと考えているようですが、さて・・・・・?
毎年8月に人吉市内の球磨川の河原で花火大会が開催されていたのですが、昨年の豪雨水害とコロナで中止になり、今年の夏も中止の可能性が現実的になっています。そこで今年の11月13日に「人吉復興イベント」が開催される予定です。UさんやSさん、そして市内の高校生など関係者は、そのイベントに合わせて、石蔵での催しが花を添えることができればと願っています。
*筆者も熊本県立球磨工業高校の生徒さんに優しく、丁寧に指導して貰い、一個のペットボトル・ランタンを作って見ました。(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、「もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」と。また、仮設住宅の見守りをされている方が、「この前戴いた2㎏入りの紙袋に入ったお米、こんな美味しいお米は食べたことがない!!」と絶賛して下さったとのこと。以前にもこの欄で書きましたが、お米を送って下さる方は、「美味しいお米を食べてくださいね」という願いを込めて、当センターに送って下さるので、こうして喜ばれることは、私たちも大変嬉しいことです。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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