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2020年7月豪雨に関する支援ニュース

 先日、久しぶりに昨年被害を受けた熊本県八代市の坂本町を訪れました。人吉市から球磨川沿いに車を走らせると、多くの家が解体されていました。町の再建に関するロードマップが見えないないまま、またいつ起こるかわからない水害への不安、交通、買い物、病院、学校、高齢化、少子化などさまざまな問題から家屋の解体という選択肢を選んだ住民さんの苦悩を考えると、複雑な心境です。
 災害は命や財産を奪い、その上コミュニティなど人々の繋がりや生きる糧を奪っていきます。
「夜家の前を通るの鹿か猪だけだよ」、「小学校を出たら、町を離れるしかない」、「子どもなんておらんもんね」などの言葉が漏れ聞こえます。
 そんな中、被災直後からずっと活動を続けている秀岳館高校の生徒さんたちとコミサポひろしまの小玉さん指導のもと集会所の再生のお手伝いです。メンバーは建設工業科の一年生と三年生の生徒のみなさんで、三年生が一年生に指導しなが作業を進めていました。廊下や床のフローリング張り、天井板や外壁の取り付けなど、生徒さんたちは黙々と作業を続けています。みんな時間の経過ととともに「楽しい!コツがわかってきた!」など夢中になって手を動かし、こちらの作業が間に合わないほど家が出来上がっていきます。
家屋の清掃から床はぎや壁を取り除き、リフォームへと一連の作業を経験します。生徒さんにとっては、とても貴重な経験になっています。
 近所の住民さんも秀岳館の生徒が来ると顔をほころばせて笑顔がこぼれます。
 集会所が完成したら地域の憩いの場となり新しい地域の顔になるのが今から楽しみです。  (増島智子)

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフーネット募金からも寄付できます。
(クレジットカード・Tポイントで寄付できます)
 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240004
・郵便振替
     口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
     ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2020年7月豪雨」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第174報

-昨年の豪雨災害の被災地熊本県人吉・球磨から、今年の8月の豪雨災害に見舞われた佐賀県武雄市の被災者に、使用済みのペットボトルを使った「手づくりカンテラ」を送ろうと運動を始めました。

「被災地から被災地への恩送り」ですが、カンテラ1本をつくるために、一口1,000円の募金をお願いします。実費を除いた残金を武雄の「おもやいボランティアセンター」に寄付します。みなさま、ご協力をお願いします。


本レポートで何度も紹介してきました人吉のコミュニティ「個庫茶屋メンバー」さんが、使用済みペットボトルと乾電池で灯りがつく「手づくりカンテラ」を、今年の8月に水害に遭った佐賀県武雄市の被災者に送ろう!と提案され、当NGOも全面的にバックアップすることになりました。このカンテラは、人吉市にある熊本県立球磨工業高校の先生が開発したもので、個庫茶屋メンバーも同校の生徒が先生になり、このカンテラづくりの指導を受けつくります。予定では9月の中旬から下旬までに100本を目標としてカンテラづくりに励んでいます。人吉市内で経営されている旅館の女将さんたちも、高校生に教えてもらいながらつくっています。
 一方送り先の武雄市の被災地は、2年雨にも豪雨災害に遭っており、なんとか家のリフォームが終わり、水害前の暮らしを取り戻した矢先に、またこの度の8月豪雨に遭ったのです。被災者の中には、「もうここには住みたくない」と言われる方も少なくなく、2度目の再建に向かおうという気持ちがなかなか前向きにならないという、深い傷痕を遺しています。(武雄の状況については、次のURLで詳しく見ることができます。
http://ngo-kyodo.org/20218gatugou/)


同じ被災を受けた人たちが、“困った時はおたがいさま”と、ペットボトルで恩送りをしようと提案されたのです。ペットボトルを和紙に書いたメッセージを貼り付け、灯りがともれば、そのメッセージが浮かび上がり、きっと被災者の傷ついた心を癒してくれることを願っての恩送りです。(村井 雅清)


〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 7月に被災地を訪問した時に、被災を受けた浄土真宗のお寺にお出会いしました。同寺の檀家さんは、昨年の豪雨で被害を受けた球磨村の山間部に住んでおられる方が多いのです。この山間部地域では、豪雨に遭ったけれども住んでいる家は大丈夫だったけれども、水・電気・ガスと生活道路というインフラが使えないということで一時孤立された地域です。
 その上で、畑に土砂が入り込み、今まで身近に手に入った新鮮野菜なども採れなくなりました。一度、同寺にご住職に案内して頂いた時に、「ある意味、1年以上も取り残された被災地だ!」と思い、次に訪問するときは、みなさまからお預かりしているお米を持って行こうと思いました。そうするとタイミングよく、これまでご支援して下さった方々が、またお米を寄付して下いました。9月の訪問時にこの山間部にお持ちします。


【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「カンテラ」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第173報

 昨日に続き、人吉球磨の素晴らしい!情報をお知らせします。と同時にクラウドフアンディングで資金を集めていますので、拡散をお願いします。「えっ、何なの?」と思われたでしょう。「被災地に彩りを持たせ未来に繋ぐアート×ドローンのイベント」ということで、球磨郡球磨村神瀬地区で、活動している被災者大谷知宏さんの第3弾、<被災地を子供たちと作るオブジェで彩り、それをコースにドローンレースを行うことにより子供たちの未来の可能性を広げたい」いうワクワクするイベントです。詳細は、公開ページ(CAMPFIREグループ 
Good 
Morning)https://camp-fire.jp/projects/view/445118を開いて頂いたら詳細が紹介されていますので、こちらをどうぞ。

 SNSの環境にない方は、概要を説明します。(大谷さんのメッセージ)
(主旨は冒頭で述べましたが)神瀬地区は村内の国道が所々崩落や土砂崩れなどにより外部からの寸断され陸の孤島となってました。そのため現地にボランティアが入ってきたのも被災後3週間経ってからでした。地区に住んでいた子供たちは被災後の光景を目の当たりにし『もうここに住みたくない』、『怖い…』などの声をあげていました。そこで私たちは地域コミュニティの再生と子供たちの心のケアを目的として、被災というマイナスのイメージと対極にある芸術を活用し解体の決定している村営住宅の壁や被災した土地の擁壁を利用して、アーティスト監修のもと子供たちと絵を描き遊び尽くしました。(アートプロジェクト第一弾、第2弾)

 それで今回はさらに作品を今後に残せるようにオブジェクトを制作し、それを並べて飾るだけではなく近未来の田舎で活躍が期待されているドローンを使ってレースをすることにより、未来の可能性が見えるようなイベントを実施したいと考えています。
 私は球磨村の神瀬地区に住み、2020年2年7月豪雨で被災しました。家族と着ていた服、そして持っていた携帯電話以外はその際に全て失いました。その後の避難生活の中、コロナ禍における被災のため制限が多く地域の方とのコミュニティが著しく減りました。また、住んでいた地区と避難所が通常時に車で1時間半ほどの距離と遠い上、当初は国道の封鎖もあったため遠回りをしないと現地に行けずその際の移動時間は2時間半ほどかかりました。そのため神瀬地区の復興は他の地域に比べ1ヶ月ほど遅れました。
被災後後1〜2ヶ月が経った頃、子供たちに異変が見え始めました。PTSDの発症です。突然泣き出してしまう子、感情のコントロールが効かなくなってしまう子、雨を異常に怖がる子・・・また、現地で片付けをしていた子供の中にも体調を崩してしまう子や、「もうあそこには行きたくない、今後も住みたくない」と言う子もいました。さらに数ヶ月経って仮設団地にて暮らし始めた子供たちも、早くこの村を出たい、将来は村を出て行きたい、この村にはもう仕事もない・・・という声まで。

 このような体験から、私たちはどうにかこのマイナスをプラスに変えられないか?未来の可能性と子供たちの心のケアを出来ないか?と考えました。
 <このプロジェクトで実現したいこと>
前回は解体の決まった村営住宅3棟の壁と、被災した家の擁壁部分にアーティストと子供たちで絵を描きました。村営住宅はそれぞ別々のアーティストが担当し、それぞれ趣向を凝らしました。例えば、ゲーム『スプラトゥーン』のように水鉄砲の中にペンキを入れ住宅の壁にペンキを打ったり、子供たちの手形を木々の花びらや葉っぱに例えて球磨村の四季を表現したり・・・子供たちは自らが汚れることも気にせずに笑顔で作品を作っていました。
今回は『アート×ドローン』。ドローンを取り入れたのは未来を想像させる事と、通常田舎では体験出来ないようなことを体験することにより、色々な楽しい刺激を受けてもらいたかったからです。場所は被災した渡小学校を予定。被災し使われなくなってしまった校舎や校庭、今だからこそ新たな取り組みや挑戦が出来る。どんなマイナスも見方を変えれば可能性に変わることを子供たちと住民に感じてもらい、今後の地域復興の活性化に繋げたいと考えています。
<最後に>
被災はとてもつらく大変なものでした。その当時に比べれば、今は幾分かよくなってきています。ただ、それは本来あった球磨村の生活ではなく、被災地での生活であり、元の生活には程遠いものです。自然と共に生活してきた田舎の環境は今の日本ではとても貴重なものです。さらに球磨川に流れ込む支流『川辺川』は国交省の水質検査で2020年まで14年連続『水質が最も良好な河川』に選ばれており(14年連続は日本でも川辺川だけです)、球磨川流域は水質の良いことで有名です。この貴重な環境を後世に残せるように、子供たちがこの地域の魅力と可能性に気づけるように・・・そして被災して終わりでは無く、被災からの復興への心の助力となるような楽しいイベントを実施できるように、皆様のお力を拝借いたしたく、心からお願い申し上げます。
チーム/団体/自己紹介・活動実績など
Ko-nose Art 実行委員会
昨年の活動:【Ko-nose Art 
Project】子供たちの心のケアと、被災地を明るくするために、被災した村営住宅3棟とそこに残る壁にアーティストと子供たちで絵を描きました。
http://konose.art/

代表:大谷 知広
・Kumamoto BAMBOO LLC 代表
 https://kumabamboo.com/
・元球磨村地域おこし協力隊
大谷さんからのメッセージは以上。
みなさん、ご協力をよろしくお願いします。
                                      (村井 雅清)  

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第172報

 今年の8月豪雨で佐賀県武雄市が甚大な被害に遭い、当方のスタッフが武雄の「おもやいボランティアセンター」に入っていることもあって、本レポートである昨年の2020年7月豪雨災害に遭った大分および熊本からの配信が途絶えています。(おもやいボランティアセンターの活動については→http://ngo-kyodo.org/20218gatugou/

 さて、久しぶりに人吉・球磨からの情報といいますか、被災者からのお願いをお伝えします。昨年の水害で球磨村の被災者が主に暮らしている仮設住宅が、球磨郡渡にある総合運動公園にあります。その中のさくらドームに、待望の仮設店舗がいよいよ9月初旬からオープンします。その店舗の中に、球磨郡神瀬地区で被災を受けた井高さんという方が、「エステサロンかわせみやませみ」というサロンを開きます。井高さんは、当NGOが災害直後からご支援させて頂ている球磨郡渡地区にある雲泉寺災害ボランティアセンターの今和泉美貴さんの先輩になるそうです。今和泉美貴さんも、ヨガインストラクターをされいることからこれまでもご自坊はじめ人吉や八代市坂本などで、心のケアとして被災者にヨガを指導して来られました。こうしたつながりから、今和泉美貴さんから、井高さんが運営する仮設店舗のオープンのために、募金のお願いを依頼されましたので、当NGOの関係者にもご協力をお願いする次第です。何卒ご理解の程よろしくお願いします。目標50万円を設定していて、現在13万4700円のご協力を得ていますが、まだまだ不足しています。詳しくは、→Facebookをご覧になって下さい。

 SNSに繋がっていない方々にこの件に関する内容を以下に概要を記しますので参考にして下さい。
●募金ご協力のお願い●(今和泉美貴さんから)
〜球磨村地区仮設店舗オープンにむけて〜
昨年、7/4 
の豪雨災害で、人吉球磨地区では、沢山の方々が、自宅が全壊や半壊となり、仮設住宅や、みなし仮設での生活を余儀なくされています。球磨村地区の仮設住宅は300世帯ほどありますが、今まで住んでいたところとは、違う住環境となり、住民の方は何かしらのストレスを抱えながら生活しています。そんな仮設住宅の利便性の向上を目的として、球磨村渡仮設団地内に「球磨村地区仮設店舗」が設置されます。
ちなみにそこには以下の4店舗が入ることになり準備を進めておられます。(・たかはし美容室(美容業)・球磨村森電力(電気業)・渡郵便局(郵便局)・エステサロンかわせみやませみです。)

 この中のエステサロン経営者が「ボランティア団体 かわせみ 
やませみ」を運営されてる、伊高 
綾香さんです。井高さんは、ご自身も、被災され、娘さんが自衛隊のヘリで救助された経験をされています。仕事の合間に、人吉球磨地区の復興支援活動を積極的にされており、今回、仮設団地内で本業であるエステ業をされながら、仮設団地の憩いの場を提供しようと、奮闘されてます!被災から1年経過し、現地では、・住環境の課題・仮設住宅などへの移動におけるストレスで、子供たちに影響がでている・運動不足になりやすい・コミュニティ創生などの課題がでてきています。このような課題に直面され、この度仮設店舗を開くことになりました。伊高さんの仮設店舗での取り組みは、上記課題の改善に大変貢献してくれる内容だとおもいます!
 店舗を開設するにあたり、様々な備品や環境整備をしていきますが、資金繰りに悩んでおられ、活動の趣旨をご理解していただける方からの募金のご協力を募っておられます。

 ということで、まことに恐縮ですが、以下の振込先にご寄付をして下されば助かります。
【募金振込先】
○肥後銀行 世安支店
   普通預金 (店番)107 (口座番号)1528614
   ボランティア団体 かわせみ やませみ

 (村井 雅清)  

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第171報

昨年7月の豪雨災害から1年が経過した被災地である大分県日田市や熊本県人吉市、芦北町、八代市坂本町を7月20〜24日にかけて訪ねました。数回に分けてレポートをお送りしたいと思います。

 今回は、日田市天瀬町の現場をお伝えします。日田市天瀬町は、玖珠川が氾濫して大きな被害が出ました。天瀬町で大きな被害があったのは、天ヶ瀬温泉街という観光地です。天瀬町は平成になって日田市に合併した旧郡部で、川と山の恵みのある自然豊かな町であり、大きく3つのエリアに分かれています。昨年7月の災害では、3つのエリアのうち、温泉街のみが大きな被害を受けました。温泉街の旅館組合には14軒の旅館が加盟していましたが、そのうち7つの旅館が大きな被害を受け、お土産屋さんなど地域のお店もかなりの被害を受けました。温泉街といっても、地域に住んでいる方もいらっしゃり、川沿いにお住まいの家には大きな被害が出ています。この天ヶ瀬温泉街の地域では、一般社団法人あまみらが、地域でのイベントの実施や、住民さんの意見交換の場づくり、避難マップづくりなどの防災の取り組みなど地域づくりの活動を行っています。

 玖珠川は河川の構造上、大雨が降るとすぐに水位が上昇します。旅館や地域の方にとって、少々の水に浸かることは毎年のことだったようです。旅館の中には、川の中にある石を目印にして、そこまで水位が上がれば避難するという目安を決めていた方もいたそうです。大きな被害を出した玖珠川ですが、現在、河川改修の工事計画が進められています。

 玖珠川の河川改修工事は、災害復旧事業で行うのではなく、通常の河川改修事業として行われます。玖珠川は氾濫したものの、護岸等に大きな被害が出たわけではなく、水位が上がって溢れてしまったという被害でした。そのため、災害によって壊れた箇所を修復する災害復旧の事業ではなく、平時のスキームで進められます。まずは、測量をして計画を作り、国がその内容を審査し、OKが出れば着工できるという順番になります。国の審査も災害復旧のように迅速にというわけにはいかず、時間がかかってしまいます。玖珠川についても、現在ようやく計画が朧げに見えてきたというところで、実際の工事の着工までにはまだまだ時間がかかります。

 今回の計画では、河床掘削は極力行わず、川幅を広げるという形になっています。川の底に温泉の湧き出る泉源あるため、旅館にとっては死活問題であるからです。しかし、川幅を広げるという形になっても、約30軒が立ち退きになってしまったり、旅館の駐車場も削られてしまったりする可能性があるようです。ある旅館は再開に向けて復旧工事を進めておられ、目の前にかかる吊り橋も修復されていますが、川幅を広げることでその吊り橋もかけ直さなければならなくなる可能性も出てきているそうです。旅館を経営する人たちにとっては、この河川改修工事が及ぼす影響が大きく、工事を考慮せずには将来は決められません。しかし、なかなか進まない工事に対して、再建のための補助金は早く執行するようにと催促があるので、ますます悩みが深くなっています。一方、地域の住民のみなさんは、安全に住みたいという希望が大きく、旅館経営の方々との意見が食い違ってしまうこともあり、今後の地域づくりはそれぞれの意見を十分に聞いていくことが大変重要になってくるのではないかと思います。当センターでも、天ヶ瀬温泉街を中心にまちづくりを支えている一般社団法人あまみらの活動を引き続きサポートしていきたいと思います。(頼政良太)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉 
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。 
【送り先】 
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701 
「被災地NGO恊働センター」まで 
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。 

■活動支援金のご協力をお願い致します。 
・クレジットカードでも寄付ができます。 
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替 
   口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター 
・銀行振込 
   ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター 
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第170報

昨年7月の豪雨災害から1年が経過した被災地である大分県日田市や熊本県人吉市、芦北町、八代市坂本町を7月20〜24日にかけて訪ねました。数回に分けてレポートをお送りしたいと思います。

 まずは、大分県日田市の状況です。日田市は、昨年7月の災害で天瀬町と中津江村の2ヶ所が大きく被災しました。今回は、そのうち天瀬町を訪問しました。
 日田市では、NPO法人リエラがみなし仮設住宅の方々の支援を継続しています。また、天瀬町では元地域おこし協力隊の方が立ち上げた「天ヶ瀬温泉未来創造プロジェクト」が法人を取得し、一般社団法人あまみらとして活動を継続しています。当センターでは、災害発生直後から、この2団体をサポートする支援を行なってきました。

 NPO法人リエラでは、みなし仮設住宅の支援として、寄付金を元に家電を配布するという活動を行いました。これは、2017年の九州北部豪雨災害の際にも行われた支援活動ですが、家電配布のためのチラシを行政から送ってもらい、申込のあった方のところに家電をお届けしてじっくりと話を聞くというものです。行政からみなし仮設住宅のリストはもらえませんが、家電の申込先をリエラにすることで住所を把握し、郵送ではなく直接家電を届けるので、被災した方々のお話を丁寧に聞くことができます。こうして直接お話を聞きながら、気になる方には継続して見守りを行なっています。今回の7月豪雨災害では、日田市のみなし仮設住宅にお住まいの方が約50世帯と比較的少ないためなのか、支え合いセンターや生活支援センターのような、みなし仮設住宅の方などを対象に支援を行うセンターが日田市には設置されませんでした(人吉市などには設置されています)。そのため、行政の保健師さんや社協の方々と共に、平時の支援活動のなかでの対応となっています。こうした方々とリエラのみなさんも定期的に情報共有の場を設けるなどの工夫をしており、被災した方々が支援から抜け落ちてしまわないような支援を実施しています。

 みなし仮設住宅にお住まいの方々は、ようやく生活が落ち着いてきたのではないか、というような状況で、まだ次の住まいのことは考えていないという方もいらっしゃいます。いままでとは違うみなし仮設での生活で、ストレスを感じていたり、買い物が不便になってしまったり、駐車場が狭いなど、細かい困りごとがたくさんあります。災害からの時間経過はあっという間で、短い期間で将来の生活設計をしなければならない被災者の方々は、本当に苦労の連続です。天瀬町に流れる玖珠川の河川工事については、ようやくその計画が少しずつ明らかになってきた段階で、まだまだ不透明な部分も多く残されています。再び出水期や台風シーズンを前にして、次に雨が降ったら不安、という方もいらっしゃいます。
 被災した方々が生活を取り戻すまで、息の長い支援が必要です。地元の団体であるリエラやあまみらは継続して支援を行なっていますが、外部からの応援も被災者の方の力になります。引き続きのご支援・ご協力をよろしくお願いします。(頼政良太)

2017年で被災した小野地区のカフェの様子。リエラの本事務所は小野地区にあり、継続して地域の方々との関わりを持っています。

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

*当センターの活動内容はブログで写真もぜひご覧ください。
http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
  https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
   口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第169報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―21>
 26年前の阪神・淡路大震災以来、私が所属するNGOは「一人ひとりに寄り添い」「最後の一人まで」を掲げて活動を続けてきました。昨年の豪雨災害で偶然出会った「個庫茶屋メンバー」の活動は、まさに被災者主体であり、「一人ひとりに寄り添い」つつ、「最後の一人まで」をモットーに、そもそも地域に住む人たちが、水害による損傷の程度の差はあれ、被害を受けた人たちが支え合っています。被災体験を基に災害に強い地域づくりを地で行っています。まさに「普段着の支え合い」なのです。誰もが支援という意識もないし、ボランティアという意識もなく活動をしており、同じ地域に住んでいるからこそ、夫婦の微妙な距離感や親子の関係までも薄々感じながら、お互いを気遣ってさらりと助け合うという、自然体の普段着のふるまいそのものがベースになっています。「地域」といっても、最近はその範囲が広がりつつあり、人吉市内にあるいは人吉・球磨地域にも、個庫茶屋メンバーの活動が浸透しつつあるように感じています。背伸びをせずに、身の丈にあった自分たちでできることをコツコツしようというスタイルです。こうしたふるまいが、地域の高校につながり、また人吉市内の旅館の女将に、そして身近な農家に、さらに民生委員や社会福祉協議会などのつながりへと広がっています。「自助、共助」であり、“来るものは拒まない”が特に「官助」に頼っている訳でもありません。
 日本は災害多発の国です。災害後の暮らしの再建の在り方は多様です。いろいろなあり方があっていいと思いますが、個庫茶屋メンバーさんのように「支援」とか、「ボランティア」とか身構えるのではなく、普段着のままで助け合いながら、暮らしが再建されるとすばらしいなあと感動します。是非、みなさまも参考にして下されば嬉しいです。本号で支援ニュースの特集として、「個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い」を続けてきましたが、この号で終了します。おつき合いくださいまして、ありがとうございました。約2か月ぶりに16日から人吉・球磨に入ります。また近況をご報告しますのでこれからもご支援をお願いします。(完)(村井 雅清)  

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第168報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―20>
 前号で紹介した「どこかでよく聞く『できなければ、自己責任ですよ!』」というのは、
Webnews lite-ra.comによれば菅義偉総理が官房長官時代の2020年9月2日におこなった総裁選出馬表明の会見で、
―「国の基本は『自助・共助・公助』」と宣言。さらに、同夜に出演した『ニュースウオッチ9』(NHK)でも、「自民党総裁になったらどんな国にしたいか」という問いに対し、「自助・共助・公助」と書いた手書きのフリップを掲げて、こう述べた。「『自助・共助・公助』。この国づくりをおこなっていきたいと思います」「まず、自分でできることは自分でやる。自分でできなくなったら、まずは家族とか、あるいは地域で支えてもらう。そしてそれでもダメであれば、それは必ず国が責任を持って守ってくれる。そうした信頼のある国づくりというものをおこなっていきたいと思います」―と。
「それでもダメであれば、それは必ず国が責任を持って守る。」と言っているのですが、自己責任論が見え隠れします。そしてこれは、地方分権のしくみと同じように聞こえるのですが、そもそも「自助、共助、公助」の論理とは違います。

 阪神・淡路大震災のあと、被災者自身が埋もれたがれきの中から自力で這い出し(自助)、同じ被災者や近くにいた住民やボランティアが助け合った(共助)という姿があちらこちらで見られたにも拘わらず、官(兵庫県)は何もできなかったという当時の貝原俊民知事の「自助・共助・官助」という発言が、いつのまにか「自助・共助・公助」に挿げ替えられたのです。“災害ユートピア”と感動をもたらしたほど、瓦礫の中からのいのちがけの救出活動があちらこちらで行われていた“かけがえのないふるまい”を目の当たりにして、自己責任という言葉など浮かびもしません。
 「それでもダメであれば、それは必ず国が責任を持って守る。」と言っていますが、コロナ対策をはじめとしたこれまでの数々の“政府の失敗”を見れば、いわずもがなです。

すでに紹介したローマ法王ピオ11世の社会回勅の後半には「社会のあらゆる活動は、その動機と本性のゆえに社会の成員たちに補助を提供せねば成らず、彼らを破壊し、吸収するようなことは決してあってはならない」と記されてあることをしっかりと刻み込まなければならないのです。これをどこかに置き忘れていながら、“平気の平左”で地方分権を語っている関係者も少なくないのです。菅義偉総理大臣はじめ、すべてとは言わないですが地方自治体の首長もこのことを忘れているのです。 
            (次に続く 村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
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 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第167報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―19>
 しかし、前号を読んで頂いた方の中には、「ウン?なんか変だなぁ・・・・」と思われた方もおられるのではないでしょうか?地方分権の原理でいう「自分たちで出来ることは、自分たちで成し遂げ、自分たちで出来ないことは・・・・・」というフレーズを読むと、どこかでよく聞く「できなければ、自己責任ですよ!」ということなのか?という疑問でしょう。ところが、日本の防災では、次の原則が明記されています。

 ―日本では、自然災害が発生した場合、まずは住民に最も近い基礎自治体(市町村)が災害対策本部を設置して、被災者支援にあたることになっている。そして基礎自治体だけでは対応できない大規模な災害の場合には、都道府県が被災市町村の支援を行い、都道府県でも対応できない巨大災害の場合には国や被災していない他自治体が支援するのが基本である。―(第4章災害対応のガバナンス・紅谷昇平・兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科『ー地域づくりの基礎知識4ー災害から一人ひとりを守る』北後明彦・大石哲・小川まりこ編、2019・3・30 神戸大学出版会発行より引用)となっています。つまり「被災者支援にあたることを再前提として・・・・」と理解できるでしょう。 

日本国憲法は主権在民なので、至極当然なのです。そして自然現象である災害を事前に防ぐことは不可能です。しかし、少しでも被害をなくす、出来れば限りなく被害をゼロにする「減災」という考え方を実践するのは、これも極めて当たり前のこととも言えるのではないでしょうか?しかし、何故これがこのとおりできないのか?不思議なことです。(次に続く 村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第166報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―18>
 地方分権の原理になったのは、1931年ローマ法王ピオ11世の社会回勅です。そして法王が成員に呼びかけたのが次の一節です。

  ―個々の人間が自らの努力と創意によって成し遂げられることを、彼らから奪い取って共同体に委託することが許されないと同様に、より小さく、より下位の諸共同体が実施、遂行できることを、より大きい、より高次の社会に委譲するのは不正である。・・・・・・・・・・社会のあらゆる活動は、その動機と本性のゆえに社会の成員たちに補助を提供せねば成らず、彼らを破壊し、吸収するようなことは決してあってはならない―と。
 これを基に、「ヨーロッパ地方自治憲章第4条第3項」に記されている表現が
―公的部門が担うべき責務は、原則として、最も市民に身近な公共団体が優先的にこれを執行するものとする。国など他の公共団体にその責務を委ねる場合は、当該責務の範囲および性質並びに効率性および経済上の必要性を勘案した上で、これを行わなければならない―(日本自治学会第2回総会・研究会 第6セッション-都道府県制度の過去・現在・未来―神野直彦レジュメより引用)です。

こうしてEU→ドイツ→日本いう経路で、日本の地方分権が影響を受け、議論を積み重ね現在に至る訳です。先述の二つの文章を地方分権の解説として分かりやすく表現したものが
 ―自分たちで出来ることは、自分たちで成し遂げ、自分たちで出来ないことは、身近な行政(市・町・村)に補完して貰い、市・町・村ではできないことは、さらにより上位の行政(州とか連邦)に補完して貰うという体制―(新野幸次郎 階段NO36(2010) エッセイと詩 “無料と税”より引用)。というものです。こうして補完性の原理と地方分権のつながりを理解すると、被災者主体が明確になります。 (次に続く 村井 雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
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