2022年8月3日からの豪雨災害救援ニュース NO.24

 超大型台風14号が日本列島を縦断し、各地で被害を出しています。ここ石川県小松市の被災地では、19日夜から雨風が強まりましたが、幸い大きな被害はありませんでした。これ以上の被害がないことを願うばかりです。

 この2日間石川県小松市の被災地で、中ノ峠町で崩れた納屋の解体作業を行いました。コミサボひろしまの小玉さんとDRT愛知の杉下さん、地元消防士の宮田さんが屋根に上がり、瓦を下ろし、その後納屋にある荷物をボランティアの手を借りて、バケツリレーで救出していきました。

 このお宅は約140年前に建てられて住家で、古い馬具や布団を入れる大きな収納箱など思い出の品々が出てきました。残念ながら、納屋に押し潰された軽トラックや雪掻き機、フォークリフトなどは使える状態ではありませんでした。冬には1メートル以上も積もる雪国で欠かせない雪掻き機が壊れてしまったのは、住民さんにも痛手です。

 他にも灯油を入れていた大きなドラム缶も探していたのですが、流されてしまったようで見つかりませんでした。水の力の強さをあらためて実感します。

 ボランティアの力により、何とか台風が来る前に整地まで終えることができ、最後はお母さんも釘拾いを手伝ってくれました!

 中ノ峠町は20世帯もない小さな集落で山に囲まれ、集落の真ん中に川が流れている穏やかな所です。こんな災害がなければ、みなさん穏やかに暮らしていたはずなのに、ここ近年多発する豪雨水害により、こうした町並みが各地で壊されてしまっています。

 これも、私たち人間が自然環境を長年に渡って破壊したことにより気候危機をおこしたことが1つの原因だと感じます。

 ネイティブアメリカンが残した「地球は未来からの借り物」という言葉を思い出します。

 目の前の水害という事象だけでなく、どうしてこのような豪雨災害が起きたのかを考えていかないとこのような悲劇は繰り返されてしまいます。

 災害が起こる度、私たち人間は自然に対してもっと謙虚に生きていかなければならないと感じています。              (増島智子)

■活動支援金のご協力をお願い致します。 
・クレジットカードでも寄付ができます。 
 https://congrant.com/project/ngokobe/605 
・郵便振替 
     口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター 
・銀行振込 
   ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター 
*お手数ですが、備考欄に「2022年8月豪雨」と記入して下さい。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です