2022年8月3日からの豪雨災害救援ニュース NO.13

 昨日は台風の影響で風が強く、金沢市では38.5℃という120年ぶりに観測史上最高の気温となり、ここ小松市でも35℃の猛暑日となりました。

 家屋の作業は昨日に続き、ふたてに別れ、お昼は名古屋のレスキューストックヤードの炊き出しがあり、中ノ峠に配食のお手伝いに行きました。

 8月4日と21日の豪雨でアスファルトがめくれあがっていましたが、すでに集落を走る道路もアスファルトが舗装されていました。時折、強い突風が吹き、土ぼこりを巻き上げ、道路には折れた木が道路をふさいでいました。

 住民さんも、「これ以上、雨は降らないで欲しい、これ以上降ったらもう心が折れる」と不安な表情を浮かべています。

 2週間ほど作業を続けている家屋のお母さんがきれいになったキッチンで、今日は春にとって乾燥させていたぜんまいを炊いて振る舞ってくれました。高いところに置いていたので無事だったそうで、お正月には煮物にしてだすそうです。その味は柔らかく格別でした!そして、またパン焼きが得意なお母さんがこれもまた無事だったパンや機器を使って水害後初めてパンを焼いてくれました。

 なんだか、お母さんの顔が当初よりも明るく、お料理を楽しめる余裕がでてきたのかなーと感じる今日この頃です。

 時間はかかっても、カビや泥がなくなり、着実にきれいになり、住民さんの心にも安心感が増えてきているようにも感じます。     (増島智子)

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