2022年8月3日からの豪雨災害救援ニュース NO.16

 2週間ほど作業に入らせてもらった家屋の作業が一段落し、ふたてに別れていた新しいお宅での作業をみんなで入らせてもらいました。このお家にはまだ1才になるお子さんと今年12月に出産予定の妊婦さんが住んでおられます。

 他にも今回の水害で、お産のために里帰りしていて妊婦さんが実家で水害に遭って、アパート暮らしをしている人もいらっしゃいます。その妊婦さんのお父さんは、家を守るために1人で浸水したお家の2階での生活をされています。

 ここ小松市ではそろそろ稲刈りが始まっていて、お父さんも稲刈りをはじめていました。ただ泥を被った稲は収量が下がったり、品質が落ちることもあるそうで、いつものように収穫・販売できるのか心配されていました。

 家のことは、まだまだ掃除が終っておらず、お父さんは「仕方ない。運が悪かったんだよ」と諦め口調で話しています。

 ここ小松市の家は代々引き継いだ漆を使った立派な建具や柱を使った家が多く残っています。漆を使った建具は、しっかり絞ったタオルで軽く水拭きしてから、すぐに乾いたタオルで拭かないと、塗りがおかしくなってしまうので、慎重にお掃除しないといけません。 

 こんな風に丁寧な作業が必要になる所もあるので、ボランティアさんにきてもらってもいいのですが、だいぶお疲れのご様子で、稲刈りもあるので、ボランティアさんの受け入れもままならない状況のようです。

 こちらも朝晩涼しくなり、掃除も泥だしなど大きなところは一段落し、気持ち的にも気がぬけると疲れがどっとでて、体調を崩す人がおられるので心配です。

                     (増島智子)

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