脱原発リレーハンスト

新着ニュース

8bitNEWSに脱原発ハンガーストライキが掲載されました

動画ニュース「8bitNews」でリレーハンストが紹介されました。村井顧問がインタビューに応えています。ぜひご覧ください。 この動画投稿は誰でも参加できるそうなので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみたらいかがでしょうか?
動画はこちらから
8bitNEWSとは?
8ビットは、日本でのパブリックアクセス(放送への市民参加)の実現と市民による発信力の強化に貢献することをめざして作られた新しいメディアだ。NHKの「Bizスポ」や「ニッポンのジレンマ」などの司会を担当していた堀潤アナウンサーと批評家の宇野常寛氏が、現在の報道のあり方に疑問を持ち、それを変えていく方法はないかという思いをぶつけあったことから生まれた。


事務所にソーラーパネルを設置しました事務所にソーラーパネルを設置しました

子どもたちの子どもたちの子どもたちのために

脱原発ハンガーストライキのブログ
http://blog.canpan.info/stopnps/
脱原発ハンガーストライキの趣旨
2011年3月11日の大地震・津波によって引き起こされた福島第一原発事故。見えぬ恐怖に怯え、福島の人たちは心も体もバラバラに引き裂かれた。今も尚、多くの人たちが故郷に戻れずにいる。この「フクシマ」の、言葉に言い尽くせない大惨事は、日本にある54基のすべての原発を停止するに至った。そして多くの人たちが、「フクシマ」を自分の事として捉え始めた。これまで私たちは、原発を抱えた市町村の方々に負担を押し付け、電力を消費してきた。そして、これまで原発の存在に無関心であった。ここに改めて反省とお詫びを申しあげたい。
 そんな矢先、政府は、福井県にある「関西電力大飯原発」を再稼働させようとしている。野田総理は、「関西電力大飯原発」再稼働の理由として、「経済活動の停滞とそのことによる国民の暮らしが立ちゆかなくなること」を挙げているが、何故そうなるのかを全く説明しようとしない。しかも安全基準は何よりも暫定的なものでしかない。 「3.11」がもたらした数々の悲劇を見る以上、いかなることがあっても原発を再稼働させてはならない。第二の「フクシマ」を繰り返す事は絶対に許されない。こうした声を上げることで、大飯原発立地地域の人たちには経済苦をはじめ、引き裂かれるような思いをさせてしまうことになるのは心苦しいが、敢えて「関西電力大飯原発」の再稼働を止めるべく行動に踏み切ることを決意した。  当然、原発立地地域の人たちの暮らしは、今後も補償されなければならない。電力会社と政府の責任は言うまでもないが、私たち一人ひとりもその責任を果していかなければならない。日本にあるすべての原発が止まった時点で、私たちは原発に依存しない社会へむけて、「まずはこの夏を原発ゼロで乗り切ろう!」と決意した人たちもいる。  被災地NGO恊働センターは、1995年1月17日の阪神淡路大震災を機に立ち上がったNGOである。私たちは17年前に「かけがえのない いのちの尊さ」を学んだ。だからこそ、人としての尊厳を取り戻すために「関西電力大飯原発」再稼働に反対し、福島の人たちの痛みとおおいで暮らす人たちの苦悩を共有する為にも24時間ハンガーストライキのリレーに入る。 これは、「関西電力大飯原発」再稼働の反対のみならず、原発のない社会への未来に向けた私たちの願いである。そして、東日本大震災を忘れないことも改めてここに誓う。
 アメリカ先住民のイロコイ族は「大事なことは、7世代先の子どもたちにとって有益であるかどうかで決める」という。 今一度考えよう、子どもたちの子どもたちの子どもたちのために・・・・
24時間リレーの方法
この趣旨に賛同いただける人たちで、「24時間ハンスト」をリレーします。24時間のハンスト(水のみを摂取)を一人ずつ行い、次の一人にバトンタッチしていきます。それぞれが、それぞれの暮らしの中でやれる範囲でハンストを行ってください。
参加者募集!!
ハンストを通じて原発や身の回りの暮らしに向き合って頂けたら幸いです。参加者でローテーションを組んで途切れる事なく行っていきます。参加ご希望の方は、ご都合のいい日と匿名希望の有無をお知らせください。ローテーションに組み込ませていただきます。一人また一人と思いの輪をつないで行きましょう!「今日はどこの誰がハンストしている。」などの情報やブログで発信していきます。 参加希望の方はinfo@ngo-kyodo.orgまでご連絡ください。
賛同者募集!!
ハンストまでは出来ないけど、主旨に賛同するという方も募集しています。個人、団体は問いません。賛同者として名前をあげさせていただきます。匿名でも構いません。

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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.102 水害編―10  能登半島支援 緊急支援のお願い!!  深見集落(鹿磯から山を越えた隣の集落)も、2007年の地震後に足湯でお世話になった集落だ。元日の地震でも、停電・断水のため一時はほぼ全村避難されたが、「避難所より、やはり深見の方が、住みやすい」と、何処よりも早くみなさん帰村され、これからという時に再びこの度の水害で孤立だ。すでに何度も深みに入っているボランティアのTさんのFBでは、未だ徒歩でしか行けないと。 私は、先月28日、徒歩で深見地区に入った。地震の時は集落の真ん中を流れる川は大きな被害がなかったと聞いていたが、見事なまでに河口から奥へと両岸が壊れ、車は走れない。山からの土砂と泥水が、細い道路や家、家を2m近くまで押し寄せた。国際協力を専門とするボランティアKさんが一早く泥出しに駆け付けていた。   集落の住民も10人ほど帰っていて、片付けをされていた。スコップを持っているお母さんたちのスタイルが何か違うなぁと。よく見たら作業服の上からしっかり黒いコルセットをしていたのだ。重たい泥の除去のために、腰に負担がかからないような姿勢で泥を一輪車に乗せ、運んでいた。2007年に足湯をさせていただいた深見集会所が、川を挟んで正面に見えた。70代半ばの女性に「2007年の時に、あの集会所で足湯をさせて貰いました。深見には女性水防隊がありましたよね。男性が、遠洋航路へ出て1年の半分以上が女性だけになるので、集落を守るのは女性だ!」と聞いていましたと。その女性曰く「今では遠洋航路に出る若い者もいないし…女性水防隊と言っても、こんな年になってね…」と笑っていた。どの地域も同じように高齢化が進んでいるが、あのコルセットスタイルを間近に見ると、またこの集落に戻って暮らすという意気込みを感じられ、こちらが元気を貰った。やはり、深見はやはり「女性水防隊の魂」が残っているなぁと思った。あのコルセット姿が目に焼き付いている。 深見は、素晴らしいボランティアグループの支えもあって、被災者による自主・自立の先駆的なモデルの集落だ。せめて集落の入り口まで車が通れるようにして欲しい。(次に続く) (被災地NGO恊働センター村井雅清・顧問) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→https://ngo-kyodo.org/2024noto/2024/10/09/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%bc%89%e8%83%bd%e7%99%bb%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e6%95%91%e6%8f%b4%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%80%8dno-102/ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。  ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。... ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.101 水害編―9 水害から2週間が経過しました。被災地の光景はあまりにも悲惨で言葉がでません。地震の被害なのか、水害の被害なのかわからないほど被害は深刻です。地震後、これから暮らしの再建について考えようとしていた矢先の出来事。また、ここ数日は、雨が強く降ることもあり、側溝が泥でつまり、溜まった水が家屋に浸透してきたり、 住民さんは「また、水が襲ってくるのではないか、ひやひやした」と眠れぬ夜を過ごしています。 そしてみなさん、目のまえに起こった被害に気持ちが追いつかないまま、必死で泥をかきだし、家財道具を搬出しています。一度外に出した泥だらけのものを使えそうなものから 、泥だらけになった家財を丁寧に洗い流す、途方もない作業が続いています。 ボランティアが洗ってきれいにしたものを、やはり捨てざるを得ないものも出てきます。それをボランティアに気遣って、「捨ててしまって申し訳ない」と涙ぐむ住民さん。 そして「ごみの捨て方も複雑でわからない」と言いながら泥まみれの油や調味液をタオルに浸して廃棄しています。「こんな時くらいもう少し捨て方を簡単にしてれたら」と。「お父さんは認知症で地震後から酷くなって、介護と片付けとではとても大変」と窮状を訴えています。 また、別の住民さんは仮設に入居して、入りきらない家財道具を公費解体予定の自宅に保管していたところ、この水害ですべてがだめになったが「思い出のアルバムだけは救出したい」と。 他にも、昨年ご家族を亡くされ、地震に続いて水害に遭い、「もうどうしたらいいのかわからない」と途方にくれる住民さん。 地震で漁にも行けず仕事を失い、災害関連の仕事をしている住民さん。 漆塗りの箸をつくる工場で、地震でやっと片付けた矢先の水害でまだ材料が水に浸かる被害を受けた人。 地震につぐ水害と、「神も仏もない」とはこのことか!と思い、言葉になりません。 ぴんと張りつめた糸がいつ切れてしまうのか。すでに体調を崩して入院された方もいます。地震から認知症が進んだ方もいて、ご家族は介護と水害の片付けと疲労困憊です。ペットがいるご家庭も一時ペットを金沢に避難させている方もいます。 そんな過酷な状況の中、現地では少ないボランティアで必死に泥をかきだし、家財を搬出し、少しずつ町を、住宅をきれいにしています。現場では (一社)おもやい、ちーむこのへん 、コミサポひろしま、TEAM B-DASH、信州上田重機隊、四番隊、輪島市社会福祉協議会などのみなさんと連携しながら活動させて頂いています。 そして、住民さんみずからもお手伝いに駆けつけてくれています。 当センターが拠点を置く、七尾市中島町小牧の壮年団のみなさんが軽トラックを持ち込み活動に参加してくれたり、地震の片付けに行った住民さんがや七尾市の職員さんがボランティア休暇を取ってきてくれたりと、困ったときはお互い様、能登の言葉でいうと「えー」(結)ですね。 また、全国各地から支援物資も届いています。みなさんのご支援により活動ができています。引き続きよろしくお願いします。(増島) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→https://ngo-kyodo.org/2024noto/2024/10/08/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%bc%89%e8%83%bd%e7%99%bb%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e6%95%91%e6%8f%b4%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%80%8dno-101/ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.100 水害編―8 「宝物にするわ」   輪島の中心部に住むOさん(80代女性)は、ご主人と息子さんの3人暮らしだ。このお宅にも1m以上の泥水が襲った。  Oさんは、泥まみれになった棚を外に出してほしいという。 「もう捨ててもいいわ。どうせ主人も仕事できないし。。。」とこぼす。   話しを聴くと、ご主人は伝統工芸である輪島塗の職人さんで、最近は認知症が進行していて、Oさんは泥まみれになったご主人の仕事道具の処分に頭を悩ませていた。  度重なる震災や水害による疲れやショックから少しやけになっているように見えた。輪島塗の器を保管する貴重な棚を捨てようとするOさんを少しなだめて、「ご主人の大事な道具だから、少し待とうか」と声をかける。   泥をかぶった棚がボランティアの力できれいなっていく姿を見て、Oさんは「こんなにきれいにしてもらって、もう少しお父さんに頑張って働いてもらおうかな。。」と涙を流していた。  別れ際にボランティアと記念撮影をした時、Oさんはきれいになった木片を抱きしめて「捨てようと思ったけど、宝物になったわ。」と笑ってくれた。 2度の大災害で心が折れそうになって自暴自棄になっている被災者がいる。(吉椿) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→ ngo-kyodo.org/2024noto/2024/10/06/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%...■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.99 水害編―7 能登半島支援 緊急支援のお願い!!   9月21日の水害から1週間後の28日~30日に、輪島市門前鹿磯、同深見、同市稲屋仮設団地、同市マリンタウン仮設、同市西保地区上大沢、同市町野町粟蔵、同市曽々木、同市金蔵、珠洲市馬緤を回ってきた。   偏向報道とはいわないが、何処からこれだけの倒木が流れ込んでくるのかという町野町粟蔵の目を覆うような甚大な被害の他は、神戸にいるとあまり水害の被害報道は目にしない。   鹿磯では、2007年の能登半島地震以来おつきあいしていたU宅の前の神社(この神社は地震で全壊)の山が崩れ、空き家だった家を押し流し、U宅の隣屋に直撃。神社の真下の家は、元日の地震では大きな損傷がなかったのが、今回の地滑りで住めなくなった。Uさんは、7年前に奥さんが他界し一人暮らしだが、地震のあった元日は近くの家の姉の家で、家族5人が正月を過ごしていた。しかし姉の家が壊れ5人が生き埋めになり、奇跡的に屋根裏を突き破って全員が助かった。Uさんは、地震前に脳梗塞で倒れ、後遺症が少し残っており、加えて腰痛で悩む身体を引きずりながら、月に一度30世帯の在宅被災者に救援物資を配っている。「同じ被災者なのに、在宅の人には支援が十分でない…」と嘆いていた。(次に続く) (被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→ ngo-kyodo.org/2024noto/2024/10/04/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%...■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.98  水害編―6 「大変どころじゃない。」   9/21の能登半島豪雨から1週間以上が経ったが、被災地では依然泥に埋もれている。9/21は能登中島の祭りのために小牧地区にいたが、一度神戸に戻り、27日から関西のボランティアの人たちと共に豪雨の被災地、輪島を訪れた。街は、乾燥した泥による細かな砂埃に覆われ、目を赤くしている人もいた。  この日、被災地輪島の中心部からほど近い旧市街地のKさん宅の床下の泥出しをさせていただいた。すぐ近くを流れる河原田川の川底が地震で隆起した事が影響したのか氾濫してK3宅を泥水が襲った。 このお宅には80代の男性が一人で住んでいたが、泥水が1m近く自宅に浸水した。この日、土曜日だったこともあり、Kさんの子どもや孫たちが片付けに来ていた。自宅に入る際にKさんに「大変でしたね・・・」と声をかけたら、「大変どころじゃない。」と返ってきた。息子さんは「地震よりひどいわ・・・」と言っていたが、いくつかの場所でも同じ言葉を聞いた。 70年近く経つKさん宅の床下は、コンクリートではなく土で、そこにかぶった泥を除去するのは難しかったとボランティアの人たちは口々に言っていた。  休憩時間、息子さんは「うちは他の家と違って床下が土間だから、土間の一番低いところに穴の空いたペットボトルを埋めているんだ。そうするとそこに自然に水が溜まるんだよ。生活の知恵だよ。」と少し自慢そうに語る。 よく聞いてみると、息子さんが小さい時に輪島では何度か水害があったという。 「ふれあい健康センターにモニュメントがあるよ」と教えてくれたので見に行った。そこには昭和33年、昭和31年、昭和20年の水害の時のあふれた水位がひっそりと記されていた。ペットボトルの知恵はそんな経験から生まれたそうだ。 (吉椿) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→ ngo-kyodo.org/2024noto/2024/09/28/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%...■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.97  水害編―5  能登半島支援 緊急支援のお願い!!   9/25も輪島市内で4つの現場に分かれて活動を行いました。私が活動させていただいたのは、人の背丈ほどの高さまで水に浸かったお宅でした。 重機ボランティアが家の前の泥を撤去したことで車庫のシャッターを開けることができ、そこから家の中の泥出しと家財搬出を並行して行いました。1階に置いていたものは全て水に浸かり、泥だらけになってしまいました。「全部ごみだから」と話すお母さん。 確かに使えなくなってしまったもの、災害廃棄物となるものの方が多いかもしれません。けれども今は“ごみ”に見えても、時間が経ってから「捨てなければ良かった」と思う大切なものもあるかもしれません。そのような後悔をなくすため、冷静かつ慎重に作業を進めていこうと思います。  また作業の休憩時間にはお隣に住む方にもお話を聞くことができました。飲食店を経営されており、元日の地震で被災して休業。全ての設備を新しくして4月に再オープンした矢先に水害で被災されたそうです。「心が折れた。もう1回頑張ろうという気持ちにはなれない。」「地震の時より今の方がひどい。」と涙ながらに話す姿に、なんと声をかければよいのか・・・・・、そもそも声をかけてもいいのかさえわかりませんでした。 「人を助けられるのは人の優しさしかない」と、以前こんな言葉を聞いたことがあります。2度の被災で絶望の淵にいる方を前にして、この言葉を疑いたくなります。本当に助けられるのかと。それでもこの言葉を信じて今できることを続けていかなければならないのでしょうか?あまりにも悔しいです。 優しさには様々な形があると思います。少しでも能登のことを想う人が増えますように。ご支援よろしくお願いします。(学生ボランティア三宅奈央) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.96 水害篇―4  能登半島支援 緊急支援のお願い!!  昨日26日午後、輪島市西保地区上大沢の区長さんとお父さんが、「やつとヘリで、緊急搬送されました。輪島市の仮設住宅です。ここは水害の被害はないので水も出ます。父親も元気です。ご心配をかけました。5日間上山に避難していました・・・・」と一報が入り、ホッとしました。同集落のNさんが一度歩いて上大沢を行かれた時に、「間垣も流され、田んぼも泥だらけになり、林道の途中は倒木と土砂で大変な状態だ・・・・」と悲鳴を上げていたので、心配していたのです。区長さんはあの21日に父親と、上流の上山地区に避難しかけたのです。しかし、途中で大雨に会い足止め状態だったのですが、何とかそこを脱出して、上山地区の知人宅に避難できたとのこと。「あの避難時の状況を思い出せば、上大沢に住めるようになるには、相当な時間がかかるでしょうね」と意気消沈されたようなお声でした。ほんとうに今回の記録的大雨は、想像以上の被害です。  一方遅くなりましたが、以下24日に珠洲市や輪島市内で活動してきたレポートです。学生スタッフのTとSに大阪ボラ協のKさんが同行して、まず珠洲市は外浦の高屋町の仮設団地を訪問し水を届けて来ました。 輪島市内の現場は継続4案件と浄明寺経由で新規案件1件の現場調査に行きました。 継続ニーズは床下にもぐっての泥だしと掃除(おもやいの尾崎、四番隊の加藤、新宗連、個人ボラなどで)対応、もう一軒はお食事処“やぶ新橋”の泥だしでこの店は地震で冷蔵庫など全て入れ換えて再開したばかりでの水害被害でした。ここは新宗連2名で対応。別の個人宅伊川邸は、泥だしと家財搬出(三宅、ともこ、住民さんの職場の応援部隊で対応)。23日に学生スタッフTが入り、椅子に上って家屋に入っていたところで、重機ボランティアに家の前の土砂を撤去してもらい、家に入れるようになりました。その隣はやぶ新橋の自宅で、ここはパルシステム8人に入ってもらい、泥だしと家財搬出です。  もう一軒は現場調査で、現在仮設に住んでいて、必要なものは公費解体予定の自宅に保管していたところ、1階が胸くらいまでの高さの浸水で多くの家財が浸水し、かなり諦めモード。  みなさんそうですが、2度の被災で、やけになって家財を捨ててしまう傾向がとても強いです。できるだけ無事なものは捨てないで、一時置いておきましょうとアドバイスをさせて頂きました。 随分道路は乾き始めた部分もあり、土埃が酷いです。家屋の中はシャバシャバな泥水がドンドンでて来る状態で、水切りワイパーを重宝しています。角スコップもいまは必要です。断水箇所もあるので、バケツを設置できるタイプの高圧洗浄が必要です。電源も必要なところもあります。いつもの水害後より、かなり手ごわい感じがします。            (増島智子、被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。ngo-kyodo.org/2024noto/2024/09/28/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%... ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.95 水害篇―3  一昨日(9/24)の報告です。前日に引き続き、輪島市内へ。地震から約9ヶ月が経ち、祭りなども行われ活気を取り戻し、少しずつ公費解体も進み出して景色が変わりつつあるように感じていました。 ですが、今は土に汚れ、住民さんが言われた『また、リセットや。』という言葉が悲しく響きます。この日も4つの現場に分かれ、泥のかき出しや家財の搬出、床板の洗浄などを行なっていました。自分が作業していると、隣のお宅のご夫婦が不安定な椅子を足場に窓から入ろうとしいました。危険を感じ、声をかけて家に入るのを少し補助させて頂きました。 詳しくお話を聞くと、『地震で隣の家が崩れ、自宅の玄関が潰れてしまった。準半壊だが、勝手口を玄関にしてここで生活しているけど、勝手口も土砂が溜まって出入りできなくなったからこの窓から入るしかない。』『昨日ようやく家に入れて、少し片付けたけど、夫婦2人じゃ全然進まない。社協に電話したけど、いつ来てもらえるかわからない。周りが片付けてるのを見ていると焦ってしまうけど、何をすればいいかわからない。』とおっしゃられており、地震に次ぐ水害に混乱されている様子でした。 我々もお手伝いできることを伝え、翌日から対応させていただきました。被災者の方々の状況は多種多様で、地震被害を乗り越えて、生活を取り戻そうとしている中での豪雨被害は本当に心が痛みます。『もうこんな所、人がいなくなるよ。本当に。』と肩を落とす住民さんもいます。今こそ、数多くのボランティアが必要だと強く感じます。どうかお力をお貸しください。(学生スタッフ南太賀) *私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。 *私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。 ブログはこちら→ ■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。   ・ヤフー募金でもご寄付いただけます。   ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。ngo-kyodo.org/2024noto/2024/09/27/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%... ... See MoreSee Less
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ご支援ご協力よろしくお願いします。・クレジットカードでも寄付ができます。  https://congrant.com/project/ngokobe/605・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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