じゃりみちバックナンバー

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じゃりみちバックナンバー
今まで発行した機関誌「じゃりみち」です。PDFファイルになっています。
じゃりみち122号(2022年8月発行)特集:いのちと暮らし
じゃりみち121号(2021年7月発行)特集:コロナも災害
じゃりみち120号(2021年4月発行)特集:東日本大震災10年
まけないぞう作り手さんからのお手紙(2021年4月発行)
じゃりみち119号(2021年1月発行)特集:POSKO支援
じゃりみち118号(2020年8月発行)特集:令和2年7月豪雨
じゃりみち117号(2020年5月発行)特集:阪神・淡路大震災と新型コロナウイルス
じゃりみち116号(2019年12月発行)特集:阪神・淡路大震災から25年
じゃりみち115号(2019年7月発行)特集:西日本豪雨水害から1年
じゃりみち114号(2019年3月発行)特集:東日本大震災8年から阪神・淡路大震災25年へ
じゃりみち113号(2018年12月発行)特集:今年度の災害支援
じゃりみち112号(2018年7月発行)特集:平成30年7月豪雨災害
じゃりみち111号(2018年4月発行)特集:東日本大震災7年
じゃりみち110号(2017年12月発行)特集:市民団体に寄付するとは
じゃりみち109号(2017年6月発行)特集:もう一つの社会と復興
じゃりみち108号(2016年7月発行)特集:熊本地震救援活動
じゃりみち107号(2016年4月発行)特集:東日本大震災5年
じゃりみち106号(2015年12月発行)特集:常総市豪雨水害
じゃりみち105号(2015年7月発行)特集:代表交代
じゃりみち104号(2015年3月発行)特集:2015市民・NGOフォーラム
じゃりみち103号(2014年12月発行)特集:広島土砂災害
じゃりみち102号(2014年6月発行)特集:阪神・淡路大震災20年に向けて
じゃりみち101号(2014年3月発行)特集:東日本大震災から3年
じゃりみち100号(2014年1月発行)特集:100号特別号
じゃりみち99号(2013年11月発行)特集:福島と水俣・山口水害
じゃりみち98号(2013年6月発行)特集:リレーハンストから1年
じゃりみち97号(2013年2月発行)特集:東日本大震災の足湯ボランティア
じゃりみち96号(2012年9月発行)特集:東日本大震災活動報告
じゃりみち95号(2011年8月発行)特集:東日本大震災の支援活動開始
じゃりみち94号(2010年11月発行)特集:佐用の山林整備プロジェクト
じゃりみち93号(2009年12月発行)特集:佐用町の竹炭プロジェクト
じゃりみち92号(2009年10月発行)特集:足湯隊の活動~防府・佐用町~
じゃりみち91号(2008年12月発行)特集:岩手・宮城内陸地震
じゃりみち90号(2008年3月発行)特集:全国初の大規模図上訓練開始
じゃりみち89号(2007年12月発行)特集:中越・KOBE足湯隊大活躍
じゃりみち88号(2007年8月発行)特集:やっぱり最後の一人まで
じゃりみち87号(2007年3月発行)特集:寺子屋パオ復活2
じゃりみち86号(2006年10月発行)特集:寺子屋パオ復活
じゃりみち85号(2006年7月発行)特集:ジャワ島中部地震募金開始
じゃりみち84号(2006年2月発行)特集:12年目の被災地から
じゃりみち83号(2005年11月発行)特集:台風14号宮崎水害報告
じゃりみち82号(2005年8月発行)特集:鈴木隆太の小千谷日記
じゃりみち81号(2005年1月発行)特集:阪神・淡路大震災から10年
じゃりみち80号(2004年11月発行)特集:中越地震
じゃりみち79号(2004年8月発行)特集:住宅再建の行方
じゃりみち78号(2004年2月発行)特集:イラン南東部地震支援
じゃりみち77号(2003年12月発行)特集:生活再建支援法のその後
じゃりみち76号(2003年10月発行)特集:フリースクールの現場から
じゃりみち75号(2003年8月発行)特集:宮城県北部連続地震
じゃりみち74号(2003年2月発行)特集:震災から8年を終えて
じゃりみち73号(2002年10月発行)特集:テロから1年
じゃりみち72号(2002年8月発行)特集:障害者はいま
じゃりみち71号(2002年4月発行)特集:アフガン救援/障害者はいま
じゃりみち70号(2002年2月発行)特集:CODE発足/こどもたちはいま
じゃりみち69号(2001年11月発行)特集:市民社会をつくる刊行
じゃりみち68号(2001年9月発行)特集:CODE構想始動
じゃりみち67号(2001年7月発行)特集:災害救援1コイン運動
じゃりみち66号(2000年12月発行)特集:兵庫人権フェスタ
じゃりみち65号(2000年9月発行)特集:緊急東海水害支援報告
じゃりみち64号(2000年7月発行)特集:まけないぞう
じゃりみち63号(2000年5月発行)特集:2000神戸宣言
じゃりみち62号(2000年1月発行)特集:草地賢一さん逝去
じゃりみち61号(1999年8月発行)特集:しみん基金KOBE設立
じゃりみち60号(1999年5月発行)特集:被災地の市民による仕事づくり
じゃりみち59号(1999年2月発行)特集:復興の”踊り場”から探る5年目の道
じゃりみち58号(1998年12月発行)特集:仮設をグループホームに
じゃりみち57号(1998年11月発行)特集:新しい街でまつりだぞう
じゃりみち56号(1998年10月発行)特集:復興住宅の問題
じゃりみち55号(1998年9月発行)特集:阪神・淡路からの緊急共同声明
じゃりみち54号(1998年8月発行)特集:まけないぞうありがとうキャラバン
じゃりみち53号(1998年7月発行)特集:残る課題:生きがい・仕事づくり
じゃりみち52号(1998年6月発行)特集:復興住宅でも孤独氏
じゃりみち51号(1998年5月発行)特集:仮設で死ぬということ
じゃりみち50号(1998年4月発行)特集:被災者生活再建支援法成立
じゃりみち49号(1998年3月発行)特集:恊働とは?
じゃりみち48号(1998年2月発行)特集:仮設は今
じゃりみち47号(1998年1月発行)特集:河北省大地震緊急救援
じゃりみち46号(1997年12月発行)特集:震つなができました!
じゃりみち45号(1997年11月発行)特集:三度目の転居の先で
じゃりみち44号(1997年10月発行)特集:北朝鮮支援第2次派遣
じゃりみち43号(1997年9月発行)特集:まけないぞう発売開始
じゃりみち42号(1997年8月発行)特集:北朝鮮支援報告
じゃりみち41号(1997年7月発行)特集:県外避難者の今
じゃりみち40号(1997年6月発行)特集:仮設は今~生きて仮設を出よう~
じゃりみち39号(1997年5月発行)特集:孤独な生をなくす
じゃりみち38号(1997年4月発行)特集:どうしたらよいかわからへん
じゃりみち37号(1997年3月発行)特集:阪神・淡路大震災復興3年目
じゃりみち36号(欠番)
じゃりみち35号(1997年2月20日発行)特集:被災者を支えた動物たち
じゃりみち34号(1997年2月6日発行)特集:第2回市民とNGOの「防災」国際フォーラム
じゃりみち33号(1997年1月6日発行)特集:年末年始特集
じゃりみち32号(1996年12月19日発行)特集:仮設住宅の子どもの問題
じゃりみち31号(1996年12月5日発行)特集:衣食住から医職住へ
じゃりみち30号(1996年11月21日発行)特集:孤独死を考える
じゃりみち29号(1996年11月7日発行)特集:3回目の1.17をどう過ごすか?
じゃりみち28号(1996年10月17日発行)特集:孤独死を防ぐ
じゃりみち27号(1996年10月3日発行)特集:人間みんな同じや!
じゃりみち26号(1996年9月19日発行)特集:キャラバン日記
じゃりみち25号(1996年9月5日発行)特集:ハビタットⅡ報告
じゃりみち24号(1996年8月22日発行)特集:キャラバン日記
じゃりみち号外(1996年8月5日発行)特集:訂正のお詫び
じゃりみち23号(1996年7月31日発行)特集:県外避難者の発掘
じゃりみち22号(1996年7月18日発行)特集:仮設は今・・・西区編
じゃりみち21号(1996年7月4日発行)特集:心の郵便局報告/第2弾
じゃりみち20号(1996年6月20日発行)特集:仮設は今・・・大阪編
じゃりみち19号(1996年6月6日発行)特集:仮設は今・・・西宮編
じゃりみち18号(1996年5月16日発行)特集:ハビタットⅡにむけて
じゃりみち17号(1996年5月2日発行)特集:一人芝居「演目:化粧」
じゃりみち16号(1996年4月19日発行)特集:神奈川支部リサイクルキャラバン報告/第1弾
うらじゃり15号(1997年9月30日発行)特集:キャラバン報告/九州編
じゃりみち15号(1996年4月5日発行)特集:仮設は今・・・北区編
じゃりみち・かわら版「号外」(1996年3月29日発行)特集:中国雲南省大地震救援活動(第6報)
じゃりみち14号(1996年3月21日発行)特集:名称変更、事業概要及び事業内容
じゃりみち13号(1996年3月7日発行)特集:全大会の報告
じゃりみち12号(1996年2月22日発行)特集:全国キャラバン報告
じゃりみち・かわら版「号外」(1996年2月9日発行)特集:中国雲南省大地震緊急活動報告
じゃりみち11号(1996年2月1日発行)特集:心の郵便局
じゃりみち10号(1996年1月20日発行)特集:「神戸宣言」
じゃりみち号外(1996年12月28日発行)特集:報告会お知らせ「震災1年。神戸のこれから、東京のこれから」
じゃりみち9号(1996年12月21日発行)特集:がれきは走る
じゃりみち8号(1996年12月7日発行)特集:孤独死に胸を痛め
じゃりみち7号(1996年11月24日発行)特集:全国仮設放浪記(最終回)
じゃりみち6号(1996年11月9日発行)特集:仮設は今・・・東灘区(地域型)編
じゃりみち5号(1996年10月26日発行)特集:仮設支援キャラバンin西神中央
じゃりみち4号(1996年10月12日発行)特集:読者の広場
じゃりみち3号(1995年9月28日発行)特集:ちょっとぱた・ミミより話「自立支援」
じゃりみち号外(1995年9月15日発行)特集:ボランティアだけでは孤独死は防げない!!
じゃりみち2号(1995年9月14日発行)特集:殿ぴーのあんぱん方式
じゃりみち創刊号(1995年8月31日発行)特集:なんでも情報室
じゃりみち号外!(1995年8月28日発行)特集:学習会、延期のお知らせ
じゃりみち準備号(1995年8月18日発行)特集:ごあいさつ、情報誌「じゃりみち」


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「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.50能登半島地震が発生してから、当センターの学生スタッフとして一緒に活動してくれている三宅奈央さんをご紹介します。大変な中ですが、彼女の持ち前の明るさと優しさで被災された住民さんに笑顔が広がっています。(増島)**************大阪大学人間科学部4年の三宅奈央です。今年の1月末から、被災地NGO恊働センターの学生スタッフとして能登で活動をしています。なぜボランティアを始めるようになったのか、その説明に欠かせないのは能登でも一緒に活動している「一般社団法人おもやい」の存在です。大学の研究室の先生に紹介されておもやいと出会い、人生が大きく変わりました。ボランティア活動を通じて、水害の被災地や貧困、様々な現場を目の当たりにして、自分の生きてきた世界の狭さを痛感しました。それがきっかけでもっと様々な経験をしたいと思い、大学4年生の10月から休学。日本各地を転々としながら生活していました。そんな中で起こったのが今回の能登半島地震でした。初めて能登を訪れたのは1月末。おもやいでのご縁などがあり、被災地NGO恊働センターの拠点でボランティアとして活動していました。そこで声をかけて頂き、今に至ります。能登に来て2か月以上が経ちました。胸が痛くなることがたくさんあります。けれど、誰かの優しさで心が温まることもたくさんあります。名前を覚えて「なおちゃん!」と声をかけてくださる方が日に日に増えていくのは、なんとも言えない嬉しさがあります。能登の皆さんや各地から来てくださるボランティアの方々、そしてともに活動するスタッフ。素敵な人たちに囲まれて、これからもこの場所で活動を続けていこうと思います。****************私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。  https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。  https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556   名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.48 一昨日、静岡県弁護士会の永野海弁護士をお呼びして、生活再建支援法の説明会と無料相談会を行いました。公費解体や罹災判定への質問が多く、分かりにくい制度を分かりやすく説明頂き、被災住民のみなさんにも好評でした。 増改築をしている家屋の公費解体については、現行制度では、棟続きになっている構造的に安全な母屋の一部を残して増改築した部分だけを解体するのはできないそうです。そうなると、「これまで住み繋いできた伝統家屋を住める部分があるにもかかわらず、解体が進んで、風情ある町並みがなくなっていくことを助長するのではないか」と懸念している建築家もいます。制度との狭間でどれだけ被災者に寄り添い、負担を軽減しながら住み繋いできた家屋を残していくのか、課題は尽きません。 相談会後には実際に被災された住宅やカキ小屋を見て頂き、アドバイスをもらった住民さんからは「凄く、良かったです。色々と教えてくれて、参考になりました!」とお礼のメッセージを頂きました!  物資の拠点のじんのび広場では神戸から来てくださった山田さんがグリーンアイズのコーヒーと社会福祉法人えんぴつの家のラスクをふるまってくれました。みなさんありがとうございます!! (増島智子)*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/#日本財団#CivicForce#赤い羽根共同募金#sema緊急災害支援#一般社団法人おもやい#一般社団法人みんなの居場所はちはち#風組関東#AAR(難民を助ける会)■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.47—自主避難所から、自立避難所へⅥー(珠洲市折戸地区編:日置ハウス) 能登半島最北東端、奥能登の狼煙(のろし)地域から少し走ると折戸町に入る。ここに、発災後避難所になっている旧日置小・中学校を改築し、36名が宿泊できる滞在交流施設「日置ハウス」がある。学校を改築した施設なので、玄関を入ったところは当時の履物をいれる棚が並んでいて、また救援物資を雑然と積み上げているので、滞在交流施設という雰囲気ではなかった。震災以来3か月避難所として活用しているからだろう。 玄関を入って大きな声で「こんにちは!」と2回ほど叫んだところ、避難所の責任者らしき?男性が対応してくれた。「地震後、いろいろな避難所で足湯をして廻っています。ここでも足湯をできないかと、訪ねてきました。」と話しかけると、「ここは早くから水も、電気も通っているし、早くから風呂にも入れるの‥‥」と。そもそもこの施設は、幸い被害がなかったようだ。 でも、まだ30人も寝泊まりしているということは、少なくとも夜は家に帰れない事情があるのだろう。発災から3ヶ月が過ぎ、同じように昼間は少ないけれど、夜には寝泊まりしている人がいるというのは、どこの避難所も同じ現象だ。足湯は、本来寝る前に施すのが一番いいのだけれど、まだまだ道路上がよくない現状では、我々の場合夜の活動は難しい。 でも、つい先日オープンした“道の駅 狼煙”から車で10分ほど走ったところなので、利便性が悪い事情は変わりないが、現在は孤立している訳ではないようだ。ところで、この日置ハウスには約30人(当初31人)が避難されている。お一人だけ避難所から退所されたというのは気になるが、同ハウスから少し山の方に上ったところに、旧小・中学校のグランド跡地がある。そこには仮設住宅が建設されるとのことで、測量の後があった。先ほどの避難所で応対してくれた方に、「今30人が避難されていますが、全員この仮設住宅に入居できるですか?」と聞くと、「そうそう、全員入れるよ!」と言われた。こうして土地さえあれば、元のコミュニティーを壊さず、被災者が全員同じところに入居できるというのは、災害後の集落再建を視野に入れると、いい結果をもたらしたと思う。災害後、元のコミュニティーをバラバラにして、避難所あるいはその後の仮設住宅に移行するのは29年前の阪神・淡路大震災からの最大の反省点だった。ここの場合は、上手く仮設建設の用地があったので対応が早かったのだろうが、災害前の事前対策として、自治体は仮設用地をしっかり確保しておくことが必須課題ではないかと痛感させられた。ただ、今回のように過疎地域を襲った災害では、まず道路が寸断され、孤立集落となる可能性は大なので、一時は緊急避難をするのは当然でもある。しかし、3か月が過ぎて、一度は元の土地を離れて孤立した集落もだいぶ元に帰り始めている。やはり、孤立は解消されても、利便性が悪いと言われようが、長年暮らした元の集落が「ホッ!」とされるのだろう。 行政は画一的な避難対策に固執するのではなく、もっと柔軟に、かつ丁寧に住民に接するべきだと思う。その方が、自主避難から自立集落への近道ではないかと思うのだが・・・・・。          (被災地NGO恊働センター 顧問 村井雅清)*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.46 自主避難所から、自立避難所へⅤー(南志見地区編:輪島市町野町) 本レポートで紹介した輪島市町野町金蔵に行く道路は288号線だが、その隣に途中で枝分かれして277号線(宇出津・里町線)が外浦の海岸まで走っている。その海寄りの集落が輪島市町野町南志見地区だ。元日の能登半島地震以来、何度か被災地各地区の自主避難所や孤立集落を回っているが、大型ダンプ車が10台以上も連ねて走っている光景は初めてだ。277号線を南志見地区まで走っていても、それを想像させるほどの大規模工事を目にすることはない。おそらく外浦の海岸線で大規模な山崩れがあり道路が寸断されているので、ここの土砂を運んでいるのだろう。 さて、地震前は約700人いた南志見地区だが、発災後一時約300人が2次避難された。残りは南志見公民館や東洋中学校や東大野の県の施設で避難生活を送っていたようだ。電気が通り始めた2月半ばに2次避難していた方々は少しずつ戻ってきた。私は、南志見地区尊利地地区に戻られた3世帯を訪ねた。お一人は、丁度2日前に戻ってきたところだが、輪島市内で働くので、ここから毎日通うのはきついということで、輪島で家を借りたそうだ。同地区区長さんは、「まだまだ不便なので、一度には戻って来ないだろう。みんなバラバラだ。ただ、4月12日から一部入居が始まる仮設住宅が完成すれば、戻ってくるよ!」と嬉しそうに語ってくれた。不便さは変わりないが、「少し離れたところのスーパーマーケットには生鮮食料もあるし、買い物は輪島市内に出るより、能登町まで行けば何でも買える。30分で行けるんだ!」と。 この南志見地区には、かなりの規模で仮設住宅がそのまま災害復興公営住宅に移行する“石川モデル”という住宅が建設されている。5月には完成するのでは・・・?と言っていた。ただ、この大規模な“石川モデル”が完成しても新たに集会所や談話室はない。もともとあった南志見公民館を使うことになるそうだ。他方、廃校になった南志見小学校グランドにも建設型仮設住宅の建設が進んでいるとのことで、おそらく全被災住民が入居できるのは難しいかも知れないが、大半は元の南志見地区に住めるということで、これまで築いてきたコミュニティが崩壊することはないだろうと思う。 過疎地域を大災害が襲った能登半島地震だけに、消滅集落だとか、共同体消失だとか、耳障りな言葉が聞こえてくるが、まず南志見地区は伝統を引きつきながら、これまで築いてきた共同体の再出発が、もう目の前に来ているような気がする。 是非、能登モデルと言えるような共同体を創り上げてほしいと願う!!              (被災地NGO恊働センター 顧問 村井雅清)*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.45自主避難所から、自立避難所へⅣー(北河内地区編:能登町) 能登半島地震から3ヶ月が経ち、いつものことだが一部を除いて避難所の統廃合がピークを迎えている。その負の影響を受けるのが「自主避難所」と言われているところだ。自主避難所が次つぎと閉鎖されているのだ。閉鎖されるとどうなるか‥‥。仮設住宅に入居できることが決まった被災者はひとまず「ホッ!」とされているが、閉鎖されると行くところがない被災者は、仕事の都合で車中泊に戻るか、無理無理在宅避難となるケースがでてくる。「先のめどが何もたっていないのに、終了時期が決まっているのはおかしい」と憤っている人もいる。(北陸中日新聞、2024・1・31の記事より)ごもっともだ!!ほんとうに何かおかしい!!「誰一人取り残さない」と日本政府や企業、NGO,NPOなど国際社会でも当たり前のメッセージとなってるにもかかわらず・‥‥? ところで、私たちの活動は2024年の地半島地震後に結成された「やさしや足湯隊」の活動とともに、同チームが活動しているのが自主避難所への物資配達およびヒアリングだ。すべてがアポなしで行かざるを得ないし、走ってみて「通行止め」もあり諦めざるを得ないこともしばしば‥‥。でも、大きな指定避難所に避難している人に聞けばだいたいわかる。第6次足湯隊(3/28~3/31)は、表記の「北河内地区」に向かった。同地区は、本レポートのNO38、39でお伝えした輪島市町野町の金蔵地区の隣に位置する能登町にある。珠洲道路から入っていくが、途中で金蔵方面と北河内ダム方面とが別れ、北河内方面を走ると「北河内集会所」に行くことができる。「北河内集会所」に辿り着いたのだが、入り口に張り紙をしていて「北河内集会所閉鎖(2月10日~)と書いてあった。その張り紙には、有難いことだが区長さんの携帯電話とお寺の番号が書いてあった。早速区長さんに電話をして、いろいろお話を聞かせて頂いた。こちらとしては、足湯が出来ないかという交渉をするのが第一義的な目的だが、集会所が閉鎖されているので難しいかなぁと思ったが、「足湯をしませんか?」と聞いた。「水は山の湧き水があり、電気も通ったのでお風呂には入れるようになったので、足湯までは‥・・・」ということになった。ただ、自主避難所の閉鎖に伴って、救援物資も届かなくなるケースがあるのでは心配し、「二次避難所から戻って来られて食料や生活雑貨に困るのではないですか?食料など救援物資は届いていますか?」と尋ねたところ、区長さんは「2月8日に、住民みなさんと議論し、救援物資は要らないと決めた」という。その理由が「我々は、けが人もいないし、在宅避難だが何とか生活をしている。でも、輪島の方面の人たちはもっと大変だから、そちらに届けてあげて下さい」というのです。ここ能登では、「私たちはいいから、もっと困っている人へ」という話はよく聞くことだが‥‥。29年前の阪神・淡路大震災後に、「市民とNGOの『防災』国際フォーラム」は、被災地KOBEから「自立は支え合いから」というメッセージを発信したのだが、ここ北河内でそのことを思い出した。(被災地NGO恊働センター 顧問 村井雅清)*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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能登半島地震救援ニュースNo.44「自主避難所から、自立避難所へⅢ -塩津上野編」先日、第5次足湯隊の学生たちと能登半島の先端、珠洲市の自主避難所に物資をお届けに行った。塩津上野集会所には、何度か物資提供や足湯ボランティアをさせていただいているが、ここをお世話しているKさんは、僕たちが着くやいなや、「あ〜、精神的に疲れたあ〜」と机にひれ伏すように語り始めた。この地区には32世帯74人が暮らしており、70代の高齢者が大半だという。高台にある事から津波の被害はないが、3軒が全壊だという。  地震直後には地区外の人も含めて約100人がこの集会所に避難してきたそうだ。焚き火で暖をとり、畑の野菜をもらってきて鍋やおにぎりを作ってしのいだそうだ。電気が通った事でほとんどの人は自宅に戻り、今、ここで寝ているのはKさんを含め2人だけだという。1/1からずっと避難所のお世話をしてきたKさんは、地区の人達の名簿を自作し、年齢や家族構成、避難先を書き込んで一人ひとりを把握し、お世話をしてきた。避難者もいなくなってきた事からこの避難所も3月いっぱいで閉鎖されるという。Kさんは3ヶ月間突っ走ってきたこの重責からようやく開放される事から「精神的に疲れた。もう限界。。」という弱音をやっと吐けるようになったのだろう。この集会所は、物資を取りに来る人もいる事から、しばらくは昼間だけ開けるそうだ。「月に1、2回は集まってババ会(女性たちのお茶会)はやりたいわ」というKさんの顔は安堵の裏口にどこか寂しいのようなものがあった。最後に、「この前の足湯が気持ち良かったから、また来てほしいわ」と言った。被災地では避難所が閉鎖、統廃合され未だ体育館などの避難所で暮らさなくてはいけない人、仮設住宅に当たった人、はずれた人、自宅に戻った人など様々な状況の人たちがいる。(吉椿)*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.434月1日で能登半島地震から3ヶ月が経ちました。七尾市中島町では、仮設住宅が建設され、入居してから2週間近くが経とうとしています。初めての引っ越し作業では大阪から支援に駆けつけた大阪市従業員組合公園支部の方がお手伝いくださいました。鍵渡しの当日に避難所を退所だったため、一週間以上冷蔵庫がない人もいたり、高齢の方は、備え付けのIHコンロやボタン一つで自動で入れるお風呂の使い方がわからなかった人もいます。仮設で初めてお風呂に入った被災者の方からは、その日の夜に電話があり「3ヶ月ぶりに湯船に浸かれたよ!今が一番幸せ!」という声を聞きました。 仮設はやはり狭く使い勝手がよくありません。入居された人たちから収納がない、隣の人にどれだけ音がしているのか?どこの誰が住んでいるのかわからない、集会所があればお茶飲みなどして、コミュニケーションが取れるのに、などの話を聞きます。また、点検口をあけるとそこはすぐ土で水が溜まってしまっているので、今後温かくなってくると虫や湿気が心配になります。 少しずつですが、この度の地震で使われなくなった家財や食器などを仮設入居者の方にお渡ししたり、収納棚を作ったりしています。先日は、災害NGO結から頂いたコンパネで、一般社団法人おもやいのメンバーが仮設で棚づくりをしてくれています。お父さんも満足そうです。また、ベッドが用意できるまでダンボールベットを設置したり、井前工業様からご提供頂いたマットをお配りしたり環境改善をしていきます。 (増島智子)*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
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「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.41 春の足音が聞こえる能登半島。いまだ壊れた家屋が放置されたままの街。まもなく3ヶ月、被災地の緊急救援活動は続いています。 学校再開に向けて避難所が統合され、仮設住宅への引っ越しも始まっています。七尾市内の避難所に運営サポートを行っています。ダンボールハウスの設置、長い避難生活で生活しやすいように住民さんの声に耳を傾けながら環境整備を行っています。全国から届いた畳を敷き詰め、ダンボールハウス・ダンボールベッドを設置、マットレスや懐中電灯をお渡しています。 ダンボールハウスの中は、扉を閉めるとほぼ真っ暗で、ボランティアの手によりカッターで穴をあけ、サランラップで窓を作ります。すでにダンボールハウスで避難生活をしていた住民さんたちの知恵です。中には開閉式の窓もあります。扉には段差解消、取っ手をつけたりとボランティアも、職員さんも大忙しです。いくつかの避難所からの統合のため、今後は新たな避難所でのコミュニティづくりが課題となっていきます。足湯やカフェやマッサージなどを通して、少しでも快適な生活ができるよう関係団体と連携しながら活動していきます。 (増島智子) *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。引き続き現地からの情報を発信していきます。ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/■活動支援金のご協力をお願い致します。・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008・郵便振替口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。-- ※"まけないぞう"支え合い募金にご協力ください。 http://ngo-kyodo.org/cooperation/donation_and_membership.html■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 被災地NGO恊働センター   E-mail info@ngo-kyodo.org   TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702   〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10 【HP】http://www.ngo-kyodo.org/ 【Facebook】https://www.facebook.com/KOBE1.17NGO 【東日本支援活動ブログ】http://miyagijishin.seesaa.net/ 【☆脱原発ハンストを実行する有志のブログ】http://blog.canpan.info/stopnps/■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ... See MoreSee Less
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