熊本地震救援ニュース 第8報

 地震発生から丸8日を迎えた熊本地震の被災地に、強風と大雨という気象の意地悪が遅いかかってきた。この雨で、土砂災害の危険性があるため避難 所が閉鎖され移動するという事態も起きた。ほんとに落ち着いて休めないという日々が続く。また、阿蘇大橋が陥落した南阿蘇村では、「集団移転」の 話もささやかれはじめたようだ。ほんとに自然災害は、これでもか、これでもかとたたみかけてくる。

■被災地NGO恊働センターは熊本県阿蘇郡西原村を中心に支援体制をつくることを決定しました。 「平成28年(2016)熊本地震」の最初の地震で震度7を観測した西原村です。直後は大切畑ダム決壊か?という情報が流れ、一時は2000人 が避難したという村です。全体で倒壊家屋は6割という甚大な被害がでています。なお、発災直後から支援をしている益城町の平田地区なども継続して 支援します。さらに熊本学園を居転に障害者支援をされている「ゆめ風基金」とも連携しながら協力をしていきたいと考えています。今回のような余震が続き、また本震もあり得、さらに南部には川内原発を抱えているという厳しい中での支援活動ですが、長期的な支援を前提に取り組 みたいと思います。

●さて、数日前から西原村に入って、現地の関係者と調整をしている頼政代表は、同村の社会福祉協議会や村役場、消防団関係者らと話し、同社協をと おして支援する用意があることを伝えました。また先遣隊に合流していた宮本匠さん(兵庫県立大学講師)は、一度帰神されましたが、再び明日土曜日 に西原村に入ります。なお宮本さんは、兵庫県立大学西原村支援プロジェクトのチーム長として今後係わることになりました。-24日(日)、午前中に西原村で、村役場の職員、社協スタッフ、外部支援のNGO・NPOがミーティングを開き、今後の体制についてのミーティ ングを行います。―同西原村には、頼政代表の他、神戸大学当時のボランティア仲間や広島での後輩などが助っ人に来てくれています。

<西原村の被害状況>*西原村 人口7070人(2016・3・1日現在)*全壊家屋 344棟   半壊 1087棟(4月19日午後1時現在)(西原村風当地区は、倒壊率9割といわれています。*避難生活者 1400人(以上、毎日新聞 2016・4・22)(西原村の基礎情報については下記のURLを参照して下さい。http://www.code-jp.org/images/nishihara.pdf)
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