熊本地震救援ニュース 第17報

ゴールデンウィークに入り、熊本の被災地には全国から多くのボランティアが駆けつけています。本日、西原村の避難所となっている西原中学校では福井大学医学部の先生や学生からなるふくいチームが足湯ボランティアを行っています。足湯ボランティアは非常に喜ばれており、足湯を受けた避難者の方もホッと一息ついた様子です。

武田産業株式会社さまからご提供いただいたノーパンクタイヤ自転車が熊本の被災地に届きました。自転車は西原村、熊本県看護協会、熊本学園で被災者を支援するボランティアらの移動に活用されます。ご提供いただき誠にありがとうございます。

ニュース第13報で紹介させていただきました水俣在住のTさんから以下のようなご報告が届きました。紹介させていただきます。
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避難所では物資は余り気味ですが、個人宅や小さな避難所ではまだまだ物資不足のところもあり、保存できる缶詰や飲料などは必要とされる方がいるので、それらを積み込みました。八代以北の高速道路も開通しましたが、道路が波打っていたり、橋の部分は盛り上がりや陥没もあり、速度は抑え気味に走らなければ危険でした。これらは東日本大震災後の東北道や関連高速道路と同じで、昼間の走行はまだいいのですが、夜間はよほど注意しないと危険です。御船IC以北は一部一車線通行のため渋滞が発生しており、一般道を走行、益城町に向かいました。一般道も道路と補修のため、一方通行個所もあり、渋滞気味でした。
 その後、熊本で立ち上がった被災地障がい者センターや障がい者を訪問、今後の支援体制について意見交換、カンパをお渡ししてきました。また、近くの障がい者労働センターで被災状況や今後の計画、40人ほどいる障がい者の被災状況などを聞いてきました。ここでは障がい者が運営するオレンジカフェが使用不能、菓子など製造部門も大きな被害を受けていますが、できるだけ早い時期に再開し、県外も含めて早い時期に販売を拡大したいとのこと。アパートや家が壊れた障がい者も多く、仮設、市営住宅など住居の確保など大変な状況が続いています。
 熊本学園大学は最大850人いた避難者も、今日は60人ほど、障がい者や高齢者も10人ほど日減っていました。市内は電気、ガス、水道などライフラインが復旧、自宅に戻られた方も多いようです。学園大では、次々に閉鎖される避難所が多い中、縮小はするが避難者がいる限り、支援は続けるとして活動は続けるとのこと。支援物資はあり、今後は住宅再建など生活支援への移行が必要なことになりそうです。
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※今回のご紹介している活動を行っているTさんはじめ水俣ほたるの家には当NGOからわずかながら活動支援の寄付をさせていただきました。

*引き続きご支援をお願い致します。
「熊本地震」活動支援金を募集しています。
郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
*お手数ですが、通信欄に「熊本地震」と明記下さい。
ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座
0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター

(なお、「熊本地震」支援活動の一部は、公益財団法人Civic Forceからのご支援を戴いてパートナー事業として展開しております。)
20160501足湯

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