熊本地震救援ニュース 第26報

<災害時におけるボランティア事情-7>
 熊本地震から明日で1ヶ月になる。まだ、震度3クラスの余震が発生しているので、気を緩めることができない。
 今日も、マスコミの報道には必ずと言っていいほど、「GW後のボランティア激減」が一つの話題になっている。しかし、関係者は何もせずにジッとしている訳ではない。
 下記にお知らせしているように、今現在のボランティア・バス情報をまとめてみたので参考にして欲しい。
 さて、今朝MBS系の「あさチャン」という番組の6時台後半にも、「ボランティア激減」が話題なっていた。その時、コメントしていた「龍崎解説員」が、「たくさんボランティアが行って、いろいろなアイデアを出すことが大事。頭を使おう!」と時間切れ間際に叫んでいました。熊本地震地震以来、災害ボランティアに関するコメントで、このように言ってくれたのは、龍崎さんが始めてだ!マスコミもステレオタイプのコメントを流し続けるのではなく、このように本質に迫るコメントを是非して欲しいものだ。

 先述したボランティアバス状況を見ると、兵庫県を始め、丹波市、奈良県など過去に災害を受け、支援を受けた自治体も入っている。まさに「困った時はおたがいさま!」だ。
 災害の多いこの国では、この「おたがいさま」という文化がもっと定着する必要があるだろう。しかもビジネス感覚のみで考えるのではなく、あくまでも「ボランタリーな思い」でおたがいさまを広げたい。
 先日、日本を訪問されたウルグアイの前大統領ムヒカさんは、「市場に振り回されては行けない!」ということを何度も強調していました。また、「大切なのは連帯、協力、団結です。」とも。つまり、このことを経済感覚で考えると「災害における経済活動」と言える。災害時はボランタリーに、“おたがいさま”の精神で助け合い、支え合う営みがあちらこちらで見受けられる。それはボランティアで行っていることだが、経済活動としてコスト計算すると大変な数字になるはずだ。このような言わば「災害時経済」ともいう概念を打ち立てることも、これからのボランティアの課題に入れて行きたい。

<ボランティアバス情報>
〇尼崎市社会福祉協議会(平成28年5月20日(金)~23日(月)4日間(現地1泊・車中2泊))http://www.amasyakyo.jp/s-blog/blog.cgi?n=1341
〇丹波社会福祉協議会(平成28年6月1日(水曜日)~6月4日(土曜日)4日間 ※車中2泊、現地1泊となります。)http://tambawel.jp/publics/index/95/&anchor_link=page95#page95
〇福岡市 (日程 平成28年5月15日(日))
http://lineblog.me/takashima/archives/59847194.html
〇奈良県社会福祉協議会(行 程  平成28年5月18日(水)~5月21日(土)3泊4日 (車中2泊、熊本県内宿泊施設1泊))
http://www.shakyo.or.jp/hp/news/detail.php?s=1243&a=11200
〇ひょうごボランタリープラザ(平成28年5月12日(木)~15日(日)4日間(現地1泊・車中2泊)http://volunteerinfo.jp/info/8945

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