熊本地震救援ニュース 第30報

<災害時におけるボランティア事情-11>
  昨日の第29報で、福岡、佐賀、長崎から20台のボランティアバスを西原村にだすことを紹介しました。予想通りの反響です。というのは21年前の阪神・淡路大震災後、九州方面からの支援もたくさん頂き、その時から新しいお出会いがたくさんできました。中でもこの21年間当NGOとの関係が続いている団体や個人も少なくありません。
 その一つに「結ふくおか」というグループがありますが、28日にボランティア・バス派遣についてのミーティングを開きます。もしお近くの方々がおられたら是非参加して見てください。(結ふくおかのミーティング:5月28日午後12時より、福岡市博多区上牟田3丁目2-12上牟田県営団地1006号浦宅で開催)
 他にも、当NGOとのつながりを持っておられる方々から問い合わせや協力の申し出などの連絡を頂きました。ありがとうございます。熊本地震→阪神・淡路大震災→福岡在住の一人ひとり→熊本地震西原村ボランティアセンターという形で、被災地リレーが広がり、支援の輪が広がれば・・・と願っています。

 昨日、あるシンポジウムに登壇したのですが、熊本地震で避難所なったある館長さんとご一緒しました。館長さんが、シンポジウム終了後「こんなに笑ったのは震災以来初めてです。また昨夜はホテルで十分足を伸ばして眠れたのも初めてです。」とおっしゃったのを、シンポジウム主催の責任者が聞いて「涙が出ました。」と言われたのが印象的でした。熊本地震の被災者は、この1ヶ月あまり不自由な環境での避難生活に強いられ、ほんとに腹の底から笑うことはなかったでしょうし、ゆっくりと手足を伸ばし「大の字」になってお休みなったことはないのだということを気づかせてくれました。
 被災者にとっての心の安らぎは、全国各地からの応援メッセージでしょう。その中でも同じ九州人からの応援は、一層心強いものだと思います。

是非、まず北部九州からボランティア・バスを走らせましょう!!

<お願い>
 今のところ、ボランティア・バスは合計20台を予定しています。でも、みなさんのご協力があればそれ以上のバスが出せます。一台(27人乗り)に要する費用は、約10万円です。50人の賛同者から、一口2000円のご寄付を頂戴すれば1台のバスが出せます。みなさんご協力くださいませ。
*お手数ですが、ご寄付は下記の郵便振替口座で振り込んでください。「通信欄」に「ボラ・バス」と記入ください。
 郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
銀行から振り込む時は
 ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター

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